ところでビジネスフォンとPBXの違いって何?

ビジネスフォンとPBX、一体何が違うのでしょうか?ビジネスフォンとPBXの主な用途は次の通りです。

  • 内線電話機を接続する
  • 収容した外線を内線電話機から効率よく利用できる
  • 内線電話機同士で通話、保留、転送できる

ビジネスフォンとPBX、どちらも用途は同じ。

では一体何が違うのでしょうか?

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収容できる「回線の容量」「回線の種類の多さ」が違う

ビジネスフォンとPBXでは収容できる「回線の容量」が違います。

ビジネスフォンの場合

  • 小規模~中規模の事業所をターゲットとしている
  • 数台~数十台程度の内線電話機が接続できる
  • 収容できる専用線の種類に制限がある

PBXの場合

  • 中規模~大規模の事業所をターゲットとしている
  • 数十台~数百台、あるいは数千台以上の内線電話機が接続できる
  • 複数の拠点を1つのPBXで賄うことも可能
  • 様々な種類の専用線を収容できる

収容できる内線・外線・専用線の「種類の多さ」が違う

ビジネスフォンとPBXでは収容できる内線・外線の「種類の多さ」が違います。

ビジネスフォンの場合

内線の種類

  • 多機能電話機
  • 一般電話機
  • PHS
  • IP内線など

外線の種類

  • アナログ回線
  • ISDN回線(INS64、INS1500)
  • LAN直収容のIP電話など

専用線の種類

  • 市内専用線(LD)
  • 市外専用線(OD)
  • SIP専用線など

PBXの場合

内線の種類

  • 多機能電話機
  • 一般電話機(長距離内線含む)
  • PHS
  • IP内線
  • ISDN内線

外線の種類

  • アナログ回線
  • ISDN回線(INS64、INS1500)
  • LAN直収容のIP回線など

専用線の種類

  • 市内専用線(LD)
  • 市外専用線(OD)
  • 1.5M専用線(PRI)
  • 2M専用線(TTC2M)
  • T1専用線
  • 共通線
  • SIP専用線など

※メーカー、機種によって収容できる回線の種類は異なります。

機能面での得意部分が異なる

ビジネスフォンとPBXでは、機能面での得意部分が異なります。

ビジネスフォンの場合

  • 利用者に寄り添った細かい機能が充実している (外線の自動転送、短縮の登録、内線名称の登録など)
  • 大規模向けあるいは高機能な機能は実装されていない、あるいは簡略化されている (コールセンター、ホテルシステム連動、専用線のタンデム接続など)

PBXの場合

  • コールセンター、ホテルシステム連動など、複雑なシステムの構築が可能
  • ビジネスフォン程には機能のユーザビリティは高くない

システムの安定性が違う

ビジネスフォンとPBXではシステムの安定性が違います。

ビジネスフォンの場合

  • CPUの二重化に対応していないため、CPUが故障したら即システムダウンしてしまう
  • PBXに比べると電源まわり、基板等の全体的な耐久性が劣る
  • バッテリーは増設しても3時間程度が限界

PBXの場合

  • コールセンターなどの高トラフィックにも耐えられる高性能なCPUを実装している
  • CPUの二重化に対応しているため、片側のCPUが故障してもシステムダウンしない
  • CPU以外にもメモリ、ディスク、HW、電源系基板などの二重化にも対応している
  • バッテリーを増設すれば1日程度まで停電時でも動作可能

コールセンターや病院、ホテル、その他重要な拠点では絶対に「システムダウン」しないことが前提になってきますので、ビジネスフォンではなくPBXであることが必須条件となる場合もあります。

価格が違う

ビジネスフォンとPBXでは価格が大きく変わってきます。

ビジネスフォンの場合

  •  数十万~数百万円程度

PBXの場合

  • 数百万~数千万円程度

最後に

ビジネスフォンとPBXの違いについて簡単に説明してきましたが・・・実際に現物を見たところで分からないと思います。

ビジネスフォン、PBXともに年々高機能化してきているので、明確な境界線はあるような、ないような、といったところでしょうか。

用途はビジネスフォンもPBXも基本的にほぼ同じですので、あまり気にする必要もないかもしれませんね。

ちなみにPBXは【Private Branch eXchange】の略で「構内交換機」または「電話交換機」の事を指します。

最後までご覧いただきましてありがとうございます。

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