ビジネスフォンから放送したい!「構内放送パッケージ」の5つのまとめ

構内放送パッケージは、ビジネスフォン・PBXに放送設備を接続するときに必要となる基板です。

目次

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【1】構内放送パッケージと放送設備間は、音声と起動を接続

構内放送パッケージには、次の2種類の回路が実装されています。

音声用の回路

音声用の回路は、実際に放送した時に音声信号を出力します。

音声用の回路から、放送設備のアンプへは2芯の電話線で接続します。

アンプの形状によっては、2芯の電話線の先にピンジャックを接続したあとで、アンプの入力端子に接続します。

起動用の回路

起動用の回路は、構内放送 (ページング) をするときに、無電圧接点をON (ショート状態) にして、放送設備のアンプを起動させるときに使用します。

起動用の回路から放送設備のアンプへは、2芯の電話線で接続します。

起動線を実装していない放送設備もある

古い放送設備等に接続する場合などでは、構内放送 (ページング) を開始するときに、放送用アンプを起動するための起動線 (接点) がないタイプのものがあります。

このタイプの放送設備は、常時起動状態になっているので、実際に放送していなくても、放送設備のスピーカーから常に「ブーン」というハム音が出続けることがあります。

このハム音を抑制するために、次のような対策をとることがあります。

外部リレーを利用する

構内放送 (ページング) を行う時のみ、音声を放送設備に接続するように、別途外部リレー回路を利用します。そうすることで、構内放送 (ページング) を使用していないときには、放送設備に音声線を接続しないので、ハム音が発生しなくなります。

ノイズフィルターコイルを接続する

音声用の線にノイズフィルターコイルを接続し、ハム音を除去・軽減します。

【2】放送設備とビジネスフォン・PBX間の接続は機種によって異なるケースもある

主に以下の接続パターンが見受けられます。

構内放送パッケージから、放送設備を直接接続する

構内放送パッケージではなく、放送設備接続用の専用アダプタを、多機能内線パッケージに接続。その専用アダプタから、放送設備のアンプに接続する

構内放送(ページング)だけでなく、複数の種類の端末を接続できる複合パッケージから、放送設備を接続する (構内放送のほかにドアホン、外部音源入力付き)

音声用の回路は、アナログ回線パッケージから接続。起動用の線 (接点) はリレー用パッケージ、あるいはCPUパッケージから、放送設備に接続する

【3】構内放送(ページング)するときの、パッケージ側と放送設備側の動作

内線から、構内放送 (ページング) を行うときの動作例

内線の受話器を上げて、構内放送 (ページング) の特番 8 をダイヤル

特番がダイヤルされると、パッケージの起動用の回路の無電圧接点がON (2芯がショート)

パッケージに接続された放送設備のアンプが、無電圧接点ONを感知して起動

内線の受話器から話す音声が、パッケージの音声用の回路を通じて、放送設備のアンプへ送られる

放送設備のアンプに接続されたスピーカーから、音声が出力される

【4】構内放送パッケージ1枚あたりに接続できる回路数

  • 1回路
  • 2回路
  • 4回路
  • 8回路

【5】構内放送パッケージによく付けられる型番

  • MISC
  • PGT

最後に

構内放送パッケージは、次のような場所では欠かせないパッケージのひとつです。

  • 工場
  • 倉庫
  • 病院
  • ホテル
  • 学校

1つの放送設備だけでなく、複数の設備を系統分けして接続することも可能です。

構内放送パッケージで放送設備と接続してしまえば、内線が使える場所であれば、どこからでも放送ができて、とても便利です。

最後までご覧いただきましてありがとうございます。

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