ビジネスフォンにアナログ回線を収容!「アナログ回線パッケージ」の6つのまとめ

アナログ回線パッケージとは、一般加入電話、いわゆる「アナログ回線」をビジネスフォン・PBXに収容するための基板です。

目次

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【1】アナログ回線パッケージはアナログ回線をビジネスフォン・PBXに接続するための基板

電話回線を効率よくみんなで利用する。ビジネスフォン・PBXを導入する一番の理由ともいえます。 アナログ回線パッケージは、いくつかの種類がある電話回線の中でも、アナログ回線をビジネスフォン・PBXに収容するための基板になります。

アナログ回線をビジネスフォンに接続

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上の図では、アナログ回線の xx-xxxx-1111 をビジネスフォン主装置に収容しています。

アナログ回線パッケージはビジネスフォン主装置の中のスロットに実装して使用します。アナログ回線をアナログ回線パッケージ上にある回路に接続することで、ビジネスフォンに外線として収容するかたちになります。

ちなみにアナログ回線は、ビジネスフォン・PBX以外では、次のような端末によく接続されます。

一般電話機(単体電話機)

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一般電話機は家庭でよく使われる電話機のことです。単体電話機や単機能電話機、あるいはシングル電話機と呼ばれることもあります。

FAX(G3、スーパーG3)

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「G3 FAX」や「スーパーG3 FAX」をアナログ回線に接続することができます。

ちなみに「G3」と「スーパーG3」ではFAXの通信速度が異なります。

  • 「G3 FAX」 14,400bps
  • 「スーパーG3」 33,600bps

ダイヤルアップモデム

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ダイヤルアップモデムもアナログ回線に接続する機器のひとつになります。

銀行端末やリモートメンテナンス用などで使われることが多いです。

警備装置

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セコムやALSOKなどの警備会社が取り付ける警備装置に、アナログ回線を接続します。

警備装置は発信でしか使用せず、使用頻度も低いので、警備装置にアナログ回線を接続した後は、警備装置からビジネスフォンやFAXなどに接続して使用することが多いです。

タイムカード

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出退勤を管理するタイムカードに、アナログ回線を接続します。

アナログ回線を経由して情報をセンターで管理することができます。

CAT端末

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クレジットカードの決済処理で使うCAT端末にアナログ回線を接続します。

CAT端末のIN/OUTのポートを使って、複数台のCAT端末を接続できますが、同時に使用できるのは1台までとなっています。

【2】ひかり電話などのIP電話も、アナログ回線として収容できる

最近では、ひかり電話のようなIP電話の導入が主流になってきています。 IP電話は通常の電話回線と違って、次のようなネットワーク回線を利用します。

  • 光回線 (フレッツ光、KDDI光ダイレクトなど)
  • ADSL (フレッツADSLなど)
  • ケーブルテレビ (J-COMなど)

普通の電話回線よりも月々のコストが安くなるケースが多いので、IP電話を導入するケースが増えているわけですね。

  • インターネットと電話がセットになっているため、月々の基本料金が安くなる
  • 通話料金が通常の電話回線よりも安い

IP電話はVOIPゲートウェイでアナログ回線に変換できるため、ビジネスフォン・PBXにアナログ回線として収容することができます。

もともとアナログ回線を利用していて、ひかり電話などのIP電話に変更した場合でも、VOIPゲートウェイで変更前と同じアナログ回線に変換すれば、アナログ回線パッケージはそのまま流用できるんですね。

光回線のIP電話をビジネスフォンに接続

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VOIPゲートウェイでアナログ回線として変換されたIP電話を、アナログ回線パッケージに接続します。

  1. 建物内には光回線として供給され、終端にはONUが接続される
  2. ONUからLANケーブルでVOIPゲートウェイを接続
  3. VOIPゲートウェイで、アナログ回線へと変換されたIP電話を、アナログ回線パッケージに接続

ADSLのIP電話をビジネスフォンに接続

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050番号のIP電話を、VOIPゲートウェイでアナログ回線に変換後、アナログ回線パッケージに接続します。

  1. 建物内にはADSL回線として供給され、終端にはADSLモデムが接続される
  2. ADSLモデムからLANケーブルでVOIPゲートウェイを接続
  3. VOIPゲートウェイで、アナログ回線へと変換された050番号のIP電話を、アナログ回線パッケージに接続

ケーブルテレビのIP電話をビジネスフォンに接続

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ケーブルテレビのIP電話を、EMTAでアナログ回線に変換後、アナログ回線パッケージに接続します。

  1. 建物内にはケーブルテレビ (同軸ケーブル) として供給される
  2. ケーブルテレビ (同軸ケーブル) にEMTAを接続
  3. EMTAで、アナログ回線として変換されたIP電話を、アナログ回線パッケージに接続

【3】アナログ回線だけでなく、他のビジネスフォン・PBXの一般内線も収容できる

アナログ回線パッケージはアナログ回線だけでなく、他のビジネスフォン・PBXから送られてきた一般内線も接続することができます。

こういった接続をビハインド接続と呼ぶこともあります。

例えば次のようなビハインド接続をしたとしましょう。

ビハインド接続の構成例

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  • 一般内線 (内線200) を送る側のビジネスフォン・PBXを【A】
  • 送られてきた一般内線 (内線200) を収容したビジネスフォン・PBXを【B】
  • 【A】の中で使われている内線は 100~103
  • 【B】の中で使われている内線は 300~303

ビハインド接続すると次のような使い方ができます。

【A】が内線200をダイヤルすると【B】の内線300~303に外線着信する

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【B】が収容した内線200を使って、100をダイヤルすると、【A】の内線100に内線着信する

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【A】が内線200をダイヤル後、さらに【B】の内線301をダイヤル

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このように【A】側から見ると【B】は内線200という端末の1つですが、【B】側から見ると【A】はアナログ回線、という関係になるわけです。

全国展開している事業所などでは、広域の内線網を自社のPBX (電話交換機) で構築していることもあります。

自社のPBX (電話交換機) で送り出した一般内線 (長距離内線) を各事業所のビジネスフォン・PBXにアナログ回線として収容、全国の拠点間で内線通話ができる、といった具合です。

【4】アナログ回線用の基板(パッケージ)の付加機能

アナログ回線パッケージには、次のような付加機能を実装しているものもあります。

  • ビジートーン検出機能
  • ナンバーディスプレイ機能 (モデムダイヤルイン)
  • 停電自動切替

【4-1】ビジートーン検出機能

ビジートーン検出機能は、ビジートーン (いわゆる話中音) を検出したら一定時間後に通話状態を解放する機能です。 特に外線-外線転送 (外線手動転送、外線自動転送など) の時にこのビジートーン検出機能が役に立ちます。

外線手動転送の例(ビジートーン検出機能あり)

1.内線電話機からアナログ回線【C】を使って【Aさん】と通話をしている

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2.通話を保留後、別のアナログ回線【D】を使って【Bさん】に電話、通話をする

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3.転送操作をして【Aさん】と【Bさん】で通話状態になり、内線電話機は受話器を下ろす

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4.【Aさん】と【Bさん】の通話が終了するとアナログ回線【C】と【D】は解放されて再び使える状態になる

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外線自動転送の例(ビジートーン検出機能あり)

1.アナログ回線【C】に外線着信する(発信元は【Aさん】)

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2.自動的に別のアナログ回線【D】から【Bさん】の携帯に電話をする

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3.【Bさん】が応答すると【Aさん】と【Bさん】の通話になる

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4.【Aさん】と【Bさん】の通話が終了するとアナログ回線【C】と【D】は解放されて再び使える状態になる

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上記の2つ (外線手動転送、外線自動転送) はビジートーン検出機能がある場合の動きです。

次はビジートーン検出機能がない場合の動きについて説明します。

外線手動転送の例(ビジートーン検出機能なし)

1.内線電話機からアナログ回線【C】を使って【Aさん】と通話をしている

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2.通話を保留後、別のアナログ回線【D】を使って【Bさん】に電話、通話をする

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3.転送操作をして【Aさん】と【Bさん】で通話状態になり、内線電話機は受話器を下ろす

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4.【Aさん】と【Bさん】の通話が終了してもアナログ回線【C】と【D】は使用中状態

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外線自動転送の例(ビジートーン検出機能なし)

1.アナログ回線【C】に外線着信する(発信元は【Aさん】)

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2.アナログ回線【C】が自動的に別のアナログ回線【D】から【Bさん】の携帯に電話をする

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3.【Bさん】が応答すると【Aさん】と【Bさん】の通話になる

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4.【Aさん】と【Bさん】の通話が終了してもアナログ回線【C】と【D】は使用中状態

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このようにアナログ回線同士の通話が終わっても、アナログ回線が解放されずに使用中状態が続いてしまいます。 いわゆる「持ちきり」状態というのですが、この「持ち切り」状態になってしまうと、発信も着信もできません。 自然復旧することもほとんどないので、次のような復旧作業が必要になります。

  • アナログ回線を基板から一度離線する
  • アナログ回線パッケージをビジネスフォン・PBX装置本体から抜き差しする
  • データ設定で閉塞解除操作を行う
  • ビジネスフォン・PBX装置を一度再起動させる

これらの作業は、基本的にはビジネスフォン業者にお願いすることになります。

【4-2】ナンバーディスプレイ機能 (モデムダイヤルイン対応)

ナンバーディスプレイ機能 (モデムダイヤルイン対応) は、かけてきた相手の電話番号が通知されるサービスである、ナンバーディスプレイを利用するために必要になります。(別途契約が必要)

ナンバーディスプレイの着信時の動き (ナンバーディスプレイ機能ありの場合)

1.ナンバーディスプレイ契約をしたアナログ回線に着信する

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2.ビジネスフォン・PBXで1次応答 (1次応答中はまだ着信鳴動しない)

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3.1次応答後、かけてきた相手の電話番号情報 (局からのモデム信号) をモデムダイヤルインとして受信

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4.モデム信号を受信後、電話機の液晶画面に相手の電話番号を表示、着信鳴動する

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5.内線電話機から着信に応答すると通話状態になる

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次はナンバーディスプレイ機能がない場合の例です。

ナンバーディスプレイ着信時の動き (ナンバーディスプレイ機能なしの場合)

1.ナンバーディスプレイ契約をしたアナログ回線に着信する

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2.ナンバーディスプレイ機能がないので、1次応答せずに1度だけ着信鳴動する (ワン切りのような感じ)

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3.着信に応答して通話をすると受話器からモデム信号の音が出る(「ピー・・・ガー・・・」といったFAXの受信音のような感じ)

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4.もちろん会話などできないので通話を切る

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5.ふたたび着信鳴動する

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6.着信に応答すると通話ができる

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このように、ビジネスフォン・PBX側で、ナンバーディスプレイ機能に対応していないと、正常に動作してくれません。

アナログ回線でナンバーディスプレイを新たに契約する場合は、事前にビジネスフォン・PBX側でナンバーディスプレイ機能に対応しているかどうか確認を取るようにしましょう。

【4-3】停電自動切替機能

アナログ回線パッケージに停電自動切替機能があると、ビジネスフォン・PBXの電源がOFFになった時に次のような動きをします。

停電自動切替機能の動き

1.落雷などの影響で、ビジネスフォン・PBXの電源がOFFになった

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2.アナログ回線用の基板(パッケージ)の停電自動切替機能が作動

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3.アナログ回線を停電用の内線電話機に自動的に接続を切替

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4.アナログ回線と直結された内線電話機で発信、着信ができるようになる

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5.ビジネスフォン・PBXの電源がONになれば、自動的に元の状態に戻る

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このように、停電自動切替機能があれば、アナログ回線が全く使えなくなる状態を回避することができます。

【5】アナログ回線用の基板(パッケージ)1枚あたりに接続できる回線数

  • 4本
  • 8本
  • 16本

【6】アナログ回線用の基板(パッケージ)によく付けられる型番

  • CO
  • COT
  • COI
  • COIU

最後に

最近ではIP回線をLAN直収、あるいはINS64相当のBRI接続、1NS1500相当のPRI接続をするケースが増えてきており、アナログ回線パッケージを使用する機会は、除々にですが減ってきています。 しかしアナログ回線は最も信頼性の高い回線なので、バックアップ用の回線として、万が一に備えて一部だけ残しておくケースも少なくありません。

最後までご覧いただきましてありがとうございます。

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