停電対応電話機~ビジネスフォン・PBXがダウンした時に電話回線が直結される電話機~

停電対応電話機とは、ビジネスフォン主装置・PBXが停電などで電源が落ちた時に、電話回線を直結して使用できる専用電話機のことです。

スポンサーリンク

ビジネスフォン・PBXが落ちたらどうなるのか?

ビジネスフォン・PBXにはバッテリーが搭載されており、一時的な停電(落雷等が原因)や、電源を抜き差しをしただけではシステムダウンしないようになっています。

しかし次のようなケースではどうでしょうか?

  • バッテリー容量を超えた長時間の停電が発生したとき
  • ビジネスフォン・PBXが故障してシステムダウンしたとき

ビジネスフォン・PBXが何らかの形でシステムダウンした場合は、一時しのぎとして携帯電話で代用できるかもしれません。

しかし、絶対に電話回線を止めることができない状況の場合はどうでしょうか?

  • 病院
  • 消防署
  • 警察署
  • 役所
  • コールセンター
  • その他の重要施設

上記のように絶対にビジネスフォン・PBXを落とすことができない施設では次のような対策がなされることが多いです。

  • ビジネスフォン・PBXの電源は無停電の発電機回路に接続する
  • ビジネスフォン・PBXのシステムの二重化する
  • 長時間対応のバッテリーを実装させる
  • ビジネスフォン・PBXの付帯設備には蓄電池を接続する
  • ビジネスフォン・PBXに収容している電話回線に対して停電対応電話機を接続しておく

これらの対策のひとつとして停電対応電話機があるのです。

停電対応電話機は多機能電話機と見た目はそれほど変わらない

停電対応電話機でも見た目はそれほど変わらない

停電対応電話機は、通常運用時は普通の多機能電話機として動作します。

ビジネスフォン・PBXがダウンしたときは、電話回線(局線)を停電対応電話機に直結して普通の電話機として使用します。

ほとんどのビジネスフォン・PBXには装置の電源が落ちた時に電話回線(局線)を自動的に停電用回路に切り替える機能が備わっています。

この停電用回路からの線を停電対応電話機に接続しておくことで、電源が落ちたときに自動的に停電対応電話機に電話回線(局線)が直結する形になり、一般電話機として使用することができます。

この停電対応電話機にはアナログ回線用とINS64(ISDN)回線用の2種類が用意されており、ビジネスフォン・PBXに収容している電話回線(局線)の種類に応じた停電対応電話機を接続することになります。

ビジネスフォン・PBXに収容している電話回線(局線)に対応した停電対応電話機を組み合わせることが大事

停電対応電話機はビジネスフォン・PBXに収容している電話回線(局線)に対応したものを接続しなければなりません。

停電対応電話機と電話回線(局線)の組み合わせには次のような注意点があります。

  • ひかり電話、光ダイレクト、IP電話等のIP電話はビジネスフォン・PBXよりも先に使えなくなるので停電対応電話機を接続する意味がほとんどありません。
  • INS1500回線等の光ファイバーを利用した回線に対応している停電対応電話機はありません。代わりにINS1500回線のDSUの電源をビジネスフォン・PBXから供給するような接続をします。
  • INS64回線をTA(ターミナルアダプタ)経由でビジネスフォン、PBXに収容している場合はビジネスフォン・PBXよりも先にTA(ターミナルアダプタ)が使えなくなるので停電対応電話機を接続する意味がほとんどありません。

最後に

ひかり電話、KDDI光ダイレクトなどのIP回線の普及が進むにつれて、ビジネスフォン・PBXの停電対策も昔ほどには重要視されなくなってきています。(携帯電話やメール、SNSなどもありますしね)

しかし絶対に電話回線を止めるわけにはいかないケースもあるのです。

その時に役に立つのがこの停電対応電話機なのです。

備えあれば憂いなし。

最後までご覧頂きましてありがとうございます。

スポンサーリンク
336×280