構内放送(ページング)用の基板(パッケージ)~ビジネスフォン・PBXに放送設備を接続し内線から放送できるようにするための基板~

基板(パッケージの種類)

構内放送(ページング)用の基板(パッケージ)はビジネスフォン・PBXに放送設備を接続するときに必要となる基板です。

スポンサーリンク

構内放送(ページング)用の基板と放送設備間は音声と起動を接続

構内放送(ページング)用の基板には次の2種類の回路が実装されています。

音声用の回路

音声用の回路は実際に放送した時に音声信号を通します。

音声用の回路から放送設備のアンプへは2線式で接続します。

起動用の回路

起動用の回路は構内放送(ページング)をするときに無電圧接点をON(つまりショート状態)にして、放送設備のアンプを起動させるときに使用します。

起動用の回路から放送設備のアンプへは2線式で接続します。

構内放送(ページング)するときの基板(パッケージ)と放送設備の動作

構内放送(ページング)を内線電話機から行うときの動作例

  1. 内線電話機の受話器を上げて、構内放送(ページング)の特番をダイヤル
  2. 特番がダイヤルされると、基板の起動用の回路の無電圧接点がON(2線がショート)
  3. 基板に接続された放送設備のアンプが無電圧接点ONを感知して起動
  4. 内線電話機の受話器から話す音声が基板の音声用の回路を通じて放送設備のアンプへ送られる
  5. 放送設備のアンプに接続されたスピーカーから構内放送(ページング)が響き渡る

放送設備とビジネスフォン・PBX間の接続は機種によって異なるケースもある

主に以下の接続パターンが見受けられます。

  • 構内放送(ページング)用の基板(パッケージ)から放送設備を直接接続する。
  • 構内放送(ページング)用の基板(パッケージ)ではなく、放送設備接続用の専用アダプタを多機能内線用の基板(パッケージ)に接続。その専用アダプタから放送設備のアンプに接続する。
  • 構内放送(ページング)だけでなく複数の種類の端末を接続できる複合基板から放送設備を接続する。(構内放送のほかにドアホン、外部音源入力付き)
  • 音声用の回路はアナログ回線用の基板(パッケージ)から接続。起動用の回路線(接点)はリレー用の基板(パッケージ)あるいはCPUの基板などから、放送設備に接続する。

起動線を実装していない放送設備もある

古い放送設備等に接続する場合は構内放送(ページング)を開始するときに、放送用アンプを起動するために必要とする起動線(接点)がないタイプのものがあります。

このタイプは放送設備が常時起動状態になっているので、実際に放送していなくても放送設備のスピーカーから常に「ブーン」という側音が出続けることもあります。

この側音を少しでも抑えるために、次のような対策をとることがあります。

  • 構内放送を行う時のみ音声線を放送設備に接続するようにリレー回路を利用、構内放送(ページング)未使用時には放送設備に音声線を接続しないようにする
  • 音声用の線にコイルフィルターを接続し、ノイズを軽減する

構内放送(ページング)用の基板(パッケージ)1枚あたりに接続できる回路数

  • 1回路
  • 2回路
  • 4回路
  • 8回路

構内放送(ページング)用の基板(パッケージ)によく付けられる型番

  • MISC
  • PGT

最後に

構内放送(ページング)用の基板(パッケージ)は次のような場所では欠かせない基板のひとつです。

  • 工場
  • 倉庫
  • 病院
  • ホテル
  • 学校

1つの放送設備だけでなく、複数の設備を系統分けして接続することも可能です。

最後までご覧いただきましてありがとうございます。

スポンサーリンク
336×280