OD専用線の基板(パッケージ)~ビジネスフォン・PBX同士を専用線で接続するための基板~

OD専用線の基板(パッケージ)はビジネスフォン・PBX同士を専用線接続するための基板です。(ODは「アウトバンドダイヤル」の略)

スポンサーリンク

OD専用線はインバンドリンガに接続される

OD専用線は信号を増幅するためにインバンドリンガという増幅装置に接続されます。

OD専用線とインバンドリンガ間は6芯の電話線で接続されます。

OD専用線の基板(パッケージ)~インバンドリンガ間の6芯の電話線の内訳

  • E線
  • M線
  • TA(SS0)
  • TB(SS1)
  • RA(SR0)
  • RB(SR1)

E線とM線は専用線の起動に使用

E線とM線は専用線の起動に使用します。

  • 自局側のE線と対向局側のM線
  • 自局側のM線と対向局側のE線

上記のように自局側と対向局側の基板に接続されることで専用線の接続が開始されます。

ちなみにE線はEar(耳)、M線はMouth(口)の頭文字からとったものです。

TA(SS0)とTB(SS1)は音声の送信で使用

TA(SS0)とTB(SS1)はこちら側の音声の送信で使用します。

  • 自局側のTA(SS0)と対向局側のRA(SR0)
  • 自局側のTB(SS1)と対向局側のRB(SR1)

このように接続されることで、自局側の送話が対向局側の受話へと送られます。

ちなみにTAとTBのTはTalk(話す)の頭文字から、SSはSignal Sendの略です。

RA(SR0)とRB(SR1)は音声の受信で使用

RA(SR0)とRB(SR1)は対向局側からの音声の受信で使用します。

  • 自局側のRA(SR0)と対向局側のTA(SS0)
  • 自局側のRB(SR1)と対向局側のTB(SS1)

このように接続されることで、対向局側の送話が自局側の受話へと送られます。

ちなみにRAとRBのRはRecieve(受け取る)の頭文字から、SRはSignal Recieveの略です。

現在はIP系のVOIPゲートウェイが主流

インバンドリンガは4線式のアナログ専用線に接続されますが、IPネットワークが普及している今となってはほとんど利用されることはありません。

現在はIPネットワークに接続するVOIPゲートウェイと呼ばれる装置がインバンドリンガの代わりとして使われることが多くなりました。

4線式のアナログ専用線に比べてIPネットワークを利用したVPNサービスのほうがはるかに安価だからです。

OD専用線での通話時は相手の番号は表示されない

OD専用線経由で通話をしても残念ながら相手の番号は表示されません。

IPネットワークを経由したところで、OD専用線の基板に接続されるときにはアナログ信号に変換されているからです。

OD専用線の基板(パッケージ)1枚あたりに接続できる本数

  • 2本
  • 4本

OD専用線の基板(パッケージ)によく付けられる型番

  • OD
  • ODT
  • TLI

最後に

OD専用線は4線式のアナログ専用線からIPネットワークへと移行が進むにあたり、接続する装置もインバンドリンガからVOIPゲートウェイへと代わりました。

古いビジネスフォン・PBXなどではインバンドリンガ内蔵のOD専用線の基板もあったのですが、今はすっかり姿を消してしまいました。

最後までご覧いただきましてありがとうございます。

スポンサーリンク
336×280