会社で仕事の連絡用に、写真にスマホを持たせるケースは非常に多いですよね。
仕事用とプライベート用の電話番号やアドレスが分かれていると、なにかと安心です。
スマホを導入するにあたり、できるだけ月々のスマホ代の出費は抑えたいものではないでしょうか。
そこでオススメなのが、法人向けの格安SIMを利用する方法です。
格安SIMには個人向けのものだけでなく、法人に向けて展開されているサービスもたくさんあります。
今回は、法人向けの格安SIMを紹介します。
会社向けにスマホの導入を検討している方は、参考にしてみてください。
1. 【楽天モバイル】は通話定額オプションの存在が特徴
楽天モバイルはドコモ回線の格安SIMで、変わったタイプの通話定額オプションが存在していることが大きな特徴ですね。
個人向けの楽天モバイルは端末のセール販売がウリですが、法人向けの楽天モバイルでは端末のセール販売がない代わりに通話関連のサービスを充実させています。
法人向けのスマホでは、個人向けのように動画を見たりアプリをどんどんダウンロードして使ったりということはあまりありませんよね。
基本的には通話やメールが中心となるのではないでしょうか。
通話サービスが充実している楽天モバイルは、法人契約にもってこいの格安SIMです。
1-1. 通信料金は個人向けと変わらない
楽天モバイルでは音声SIMの場合、
- ベーシックプラン(200kbps):1250円
- 3.1GBプラン:1600円
- 5GBプラン:2150円
- 10GBプラン:2960円
- 20GBプラン:4750円
- 30GBプラン:6150円
以上のプランが展開されています。
個人向けも法人向けも、とくに月額料金は変わりません。
完全に通話メインであり、通信はメールで連絡し合う程度の用途なのであれば、ベーシックプランを契約するのがオススメですね。
check!料金ページ
サイズの大きい書類などを外出先でダウンロードする場面がしばしばあるとしても、基本的に3.1〜5GBもあれば大丈夫でしょう。
20〜30GBが必要になるのは、Wi-Fi環境がない場所で動画をダウンロード・ストリーミング再生しなければ進められない業務がよほどたくさんある会社に限られますね。
1-2. 通話定額オプションが用意されている
法人向け楽天モバイル最大の特徴は、通話定額オプションが用意されていることです。
- プラン600:60分
- プラン1200:133分
- プラン1800:216分
これらのオプションを契約すると、「0037ダイヤラー」というアプリから発信することで決められた通話時間までは無料、オーバーしても1分30円で通話できます。
通話をする機会が多いのであれば、よりお得なプラン1200や1800の契約がオススメです。
ちなみにこれらの通話定額オプションは、複数人でシェアすることもできます。
3人でプラン1800の216分という無料通話時間を分け合うなどのことができるので、無駄なく使えて便利です。
check!【楽天モバイル】
2. 【mineo】は複数回線の契約で月額料金が50円引きになる
ドコモ回線とau回線を選んで契約できるmineoは、複数人での契約と音声通話に優れた法人向けサービスを展開しています。
なお法人向けの通話サービスはIP電話なので、少々癖があることには注意したいですね。
2-1. 月額料金は個人向けと変わらず
mineoでは、
- 500MBプラン
- 1GBプラン
- 3GBプラン
- 5GBプラン
- 10GBプラン
- 20GBプラン
- 30GBプラン
以上7種類のプランが展開されています。
月額料金は個人向けと変わらないので、とくにお得でも割高でもありません。
ちなみにmineoは音声SIMの契約なら、au回線のAプランの方が90円ほど安くなります。
仕事用であれば地方でもより幅広く使えるDプランがオススメですが、都市部での利用が中心ならAプランを契約して料金を節約するのも良いでしょう。
2-2. 複数回線をまとめて契約すると、月額料金は50円引き
mineoの法人向けサービスでは、複数回線をまとめて契約するとそれぞれの月額料金が50円引きになります。
個人向けのmineoでも同様のサービスが展開されていますが、あちらは最大5回線まで。
たくさんの回線を同時に会社員が使うなら、法人向けのmineoがオススメとなります。
2-3. ビジネスLaLaCallで5つの電話番号を所有可能
mineoはLaLaCallというIP電話サービスと提携しています。
法人向けのmineoでは、ビジネスLaLaCallを月額500円+通話料金で利用可能です。
さらにビジネスLaLaCallは5つまで電話番号を所有できます。
仕事において複数の電話番号が必要なら、ビジネスLaLaCallを利用してみてはどうでしょうか。
IP電話であるLaLaCallは通話料金が安いメリットがありますが、通常の音声通話ではないので通話品質面で劣っているのがデメリットです。
通常の音声通話と併用するのがオススメですね。
3. 【BIGLOBEモバイル】は管理機能などが会社向けに特化している
ドコモ回線の格安SIMであるBIGLOBEモバイルの法人向けプランは、個人向けよりも月額料金が安価に設定されているのが大きな違いですね。
ただしその代わりに、管理機能利用のために月額500円のBIGLOBEオフィスサービス利用料が発生します。
管理機能が充実していて、会社向けに特化しているのがBIGLOBEモバイルです。
もう少し詳しくサービスをチェックしていきましょう。
3-1. 無料でサービスを試すことができる
BIGLOBEモバイルの法人向けプランは、無料でサービスをテストできます。
格安SIMを会社に導入するにあたり、気になるのは通信や通話の品質でしょう。
自分で回線を持つキャリアではなく回線帯域の一部をキャリア(ドコモ)から借りているのが格安SIMなので、ちゃんと使えるか試しておきたいものです。
BIGLOBEモバイルなら簡単な手続きでお試し利用を申し込めるので、まずは試してみてください。
3-2. 管理機能が充実している
BIGLOBEモバイルでは、管理画面から利用者全員の通信量を確認したり、契約状況の確認や変更が行えたりします。
暇つぶしに動画を見るなどして大量にデータ量を消費している人がいれば一発でわかってしまうので、なかなか便利ですね。
4. 【IIJmio】はデータSIMに限り1年分の料金をまとめて支払える
最後に紹介するのは、IIJmioです。ドコモ回線とau回線を選んで契約できます。
サービス内容は非常にシンプルです。
プランの内容は違いますが、個人向けと同様にわかりやすさを重視しているのがわかりますね。
なお通話サービスは、30秒10円の半額通話が利用できます。
4-1. 【IIJmio】には定額プランライト:いちねんが存在する
IIJmioで展開されているプランの中で変わっているのは、「定額プランライト:いちねん」ですね。
これは一年分の月額料金をまとめて支払えるのが特徴のプランです。
月額料金を毎月支払うのは少々手間がかかりますが、一年まとめて支払うなら非常に気軽で良いですよね。
ただし定額プランライト:いちねんはデータSIMのみで利用できるサービスです。
なんらかの用途でデータSIMを契約するならオススメですが、音声通話を使用するならこのプランは選べないので注意しましょう。
プランは3GBのみだが、1〜3GBのバンドルクーポンを追加可能</h3>
IIJmioの法人向けサービスで契約できるのは3GBプランのみですが、これに1、2、3GBの「バンドルクーポン」を追加することが可能です。
つまり毎月最大6GBまで使えますし、翌月繰り越しも可能です。大規模容量の通信が必須な会社の場合は足りないかもしれませんが、そうでなければ対応できるのではないでしょうか。
check!IIJmio
まとめ
法人向けの格安SIMには様々な種類が存在しますが、その中でも目立つ存在は楽天モバイルとmineoですね。
定額でお得な通話が可能な楽天モバイルと、複数回線割引やビジネスLaLaCallの存在が魅力のmineoは、特にオススメの選択肢です。
最後に、今回紹介した格安SIMの特徴をまとめます。
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今回の記事を参考に、会社で契約する格安SIMを検討してみてください。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございます。