ビジネスフォン・PBXと電気錠を連動させる～内線電話機から電気錠の解錠操作ができる～

ビジネスフォン・PBXに接続されたドアホンからの呼出に応答した時に、電話機からのの操作で電気錠を一時的に解錠することができます。

ビジネスフォン・PBXからドアの電気錠を制御

• セキュリティ上の問題で常時施錠
• 時間外の建物の出入時
• 独身寮などの夜間の出入時

このようなときにドアホンと電気錠を連動させて運用しているケースがあります。

ビジネスフォン・PBXから電気錠制御用の接点を電気錠の制御装置に接続することで、内線電話機からの操作で電気錠を一時的に解錠させることができます。

解錠後は10秒くらい経過すると自動的に施錠状態に戻ります。

ビジネスフォン・PBXの電気錠連動の動作概要

夜間通用口は電気錠で制御されており常時施錠状態になっているとしましょう。

夜間通用口から建物に入るときには夜間通用口付近に設置されているドアホンの呼出ボタンを押します。

夜間通用口のドアホンを押すと守衛室の内線電話機(内線20)が鳴動します。

ドアホン着信音が鳴動している守衛室の多機能電話機(内線20)の受話器を上げると、夜間通用口のドアホンの呼出に応答できます。

ドアホンからの呼出に応答した多機能電話機(内線20)から電気錠を解錠する操作を行います。

1. ドアホンからの呼出に応答、通話中
2. 電気錠解錠の特番(たとえば＃など)をダイヤル
3. 夜間通用口の電気錠が解錠する

1. 多機能電話機(内線20)で解錠操作を行い、電気錠を解錠
2. 解錠中に夜間通用口のドアを開けて建物に入る
3. 解錠から10秒程度経過すると自動的にドアが施錠状態に戻る

電気錠の解錠時間は電気錠制御装置もしくはビジネスフォン・PBXのいずれかから調整することが可能です。

1. ビジネスフォン・PBXから無電圧接点を出力(一瞬だけループする、すなわちワンショット)
2. 電気錠の制御装置が無電圧接点のワンショット入力を感知
3. 感知後、一定時間だけ解錠を行う

1. ビジネスフォン・PBXから無電圧接点を出力
2. 設定した秒数の間はずっと接点をループし続ける
3. 電気錠側は接点がループしている時間だけ解錠を行う
4. 無電圧接点のループが解放されると電気錠の解錠が終わり施錠状態に戻る

最後に

ドアホンと電気錠はセットで利用されることが多く見受けられますが、ドアホンがないケースもあります。(代わりに電話機が使われます)

電気錠とビジネスフォン・PBX間の接続は無電圧接点だけなので2芯のケーブルで接続されるだけなので実にシンプルなものです。

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