ナースコールシステムとビジネスフォン・PBXが連動していれば次のような場所に設置されている緊急呼び出し用のボタン(押しボタン)を押すことで、ビジネスフォン・PBX配下の内線PHS(ナースコール連動端末)を呼び出すことができます。
- 病室
- トイレ
- 浴室
- リハビリ室等
ビジネスフォン・PBX配下の内線PHSでナースコール呼出に応答できる
病室やトイレ、リハビリ室等の緊急呼出用のボタン(ナースコール子機)が押されると、ナースコール呼出が行われます。
ナースコール呼出が行われると、ナースコール子機の接続元のナースコール親機と、ナースコール連動接続されたビジネスフォン・PBXの配下にあるPHS(ナースコール連動端末)を呼出します。
呼び出されたPHS(ナースコール連動端末)が応答すると、発信元のナースコール子機と通話をすることができます。
ナースコール呼出・応答の動作概要
施設内の各所に備え付けられている緊急呼出用のボタン(ナースコール子機)が押されます。
緊急呼出ボタン(ナースコール子機)は元をたどるとナースコール親機に接続されています。
緊急呼出ボタン(ナースコール子機)のボタンが押されるとナースコール親機に対してナースコール呼出が行われます。
ナースコール呼出を受けたナースコール親機は次のような状態になります。
- 呼出元のランプ表示が点滅
- ナースコール呼出元の情報が親機の液晶画面に表示される
ビジネスフォン・PBXとナースコールシステムが連動していればナースコール呼出を受けるとほぼ同時に内線PHSに対してもナースコール呼出が行われます。
ナースコール呼出の動作例
- 3階の病室(301号室)の緊急呼出ボタンが押される
- 内線301、302、303、304の内線PHSがナースコール呼出を受けて着信鳴動する
- 液晶画面には呼出元の名称(301号室)が表示される
ナースコール呼出を受けている内線PHSのいずれか1台が応答すると、発信元の緊急呼出ボタン(ナースコール子機)と通話をすることができます。
ナースコール呼出の応答例
- ナースコール呼出を受けて内線301、302、303、304の内線PHSが着信鳴動中
- 内線302のPHSが着信に応答すると発信元との通話になる
- 他の内線PHS(内線301、303、304)の着信鳴動は停止する
最後に
ナースコール呼出、応答はナースコールシステムとビジネスフォン・PBXの連動でもっとも重要な部分になります。
ナースコール呼出を受けられる内線PHSさえ持ち歩いていれば、電波の届く範囲であればどこにいてもナースコール呼出を受けられるのでナースコール親機の近くに待機しておく必要がなくなります。
1分1秒でもはやい対応が必要な環境ではナースコール呼出、応答が内線PHSでできるというメリットは計り知れません。
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