内線20台程度、外線10本程度であれば、小規模容量タイプのビジネスフォンを選択することになるでしょう。
小規模容量タイプのビジネスフォンといっても、メーカーや機種によってシステム容量が異なってきます。
内線電話機が20台までしか接続できない機種もあれば、30台程度まで接続できる機種もあります。
外線も4本程度しか収容できない機種もあれば、20回線近く収容できる機種もあります。
将来的な拡張性や機能面を考慮した上で、導入することをおすすめします。
小規模容量タイプのビジネスフォンは中規模タイプ、大規模タイプと比べると形状が大きく異なることが多い
メーカーによって異なるのですが、小規模容量タイプのビジネスフォンは中規模タイプ、大規模タイプに比べると、形状が大きく異なる場合が多いです。
小規模容量タイプのビジネスフォンの形状としては、次のような特徴があります。
- 筐体は1架のみの構成
- 壁掛け設置を考慮しているため、平べったい形状をしている
- 軽量化するために、筐体はプラスチックでできている
- 基板の形状も中規模タイプ、大規模タイプと互換性がない場合が多い
将来的に増設が見込まれる場合は、あらかじめ中規模容量タイプのビジネスフォンを選択
近い将来に、内線電話機や外線を増設する予定がある (可能性が高い) 場合は、予測でもいいので、増設する内線電話機の台数や外線の本数を設定します。
- 小規模容量タイプのビジネスフォンで、容量的に問題なく収まるかどうか検討
- その結果、現状では小規模容量タイプで収まるが、増設すると収まらない
- 中規模容量タイプであれば、増設後も問題なく対応できるが、初期導入費用が高くなる
小規模容量タイプで導入した場合と、中規模容量タイプで導入した場合で比較してみましょう。
小規模容量タイプで導入した場合
- 小規模容量タイプで導入したので、初期導入費用を抑えることができた
- 増設を繰り返すうちに、システム容量が足りなくなってしまった
- どうしても増設する必要があるので、中規模容量タイプのビジネスフォンに交換した
- 交換の際、小規模容量タイプのビジネスフォンの機器は、互換性がないため流用できなかった
- 最終的に小規模容量タイプのビジネスフォンが余り、結果的に余分な費用がかかってしまった
中規模容量タイプで導入した場合
- 中規模容量タイプで導入したので、初期導入費用が高くついてしまった
- 増設を何度か実施したが、システム容量内に問題なく収まっている
- 容量の問題でビジネスフォンを交換する必要がないので、無駄な費用がかからない
どちらがコスト面でお得かは言うまでもありませんね。
最後に
小規模容量タイプのビジネスフォンの導入時には、ある程度システム容量に余裕を持たせておくことが大事です。
ビジネスフォンは法定耐用年数が6年で設定されていますが、設置環境によっては稼働期間がもっと短くなることもありますし、逆に10年以上問題なく稼働するケースもあります。
その稼働期間中に、どの程度までの増設に対応できるか?
はっきりとした予測を立てることは難しいのですが、ある程度考慮した上で導入するだけで、無駄をより少なくすることができます。
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