ホテルの客室ごとにクラスや言語を、個別に設定することが可能です。
客室のクラスとは?
ホテルの客室は主に3つのクラスに分けられます。
客室クラス | クラスの内容 |
一般 | 一般のお客様。通常は一般で扱われる。 |
VIP | 重要なお客様 |
UG | 注意する必要があるお客様 |
客室ごとに客室クラスを設定しておくことによって、どういったお客様が宿泊されているかを把握し、そのお客様に最適なサービスを提供することが可能です。
客室のクラス設定の動作概要
【客室のクラス設定 その1】 宿泊客に応じて客室のクラスを設定
チェックインをする時、もしくはチェックインを済ませた後に、フロント受付端末から客室クラスを設定します。
図では、805号室のお客様を「VIP」クラスに設定しています。
【客室のクラス設定 その2】客室のクラス設定がホテルシステムの各端末に連動される
フロント受付端末で設定された客室クラスの情報が、ホテルシステム、PBXを経由して各端末に連動します。
客室の言語設定とは?
ホテルに宿泊するお客様に応じて、使用する言語を設定することができます。
使用する言語を客室ごとに設定することによって、客室電話機の操作ガイダンスやボイスメールの音声ガイダンスの言語が切り替わります。
ただし使用する言語の音源はあらかじめビジネスフォン・PBX、ボイスメールサーバに組み込んでおく必要があります。
客室の言語設定の動作概要
【客室の言語設定 その1】宿泊客に応じて客室の使用言語を設定
宿泊するお客様に応じて使用する言語を、フロント受付端末にて設定します。
ほとんどの場合、チェックイン時に言語情報も項目の1つとして設定しますが、後からでも随時変更は可能です。
【客室の言語設定 その2】言語の設定がホテルシステムの各端末に連動される
フロント受付端末にて客室の言語が設定されると、ホテルシステムの各端末にも同じように情報が通知され、全体が連動します。
客室電話機の操作ガイダンスや、ボイスメールサーバの音声ガイダンス、客室のステータスに言語情報が反映され、言語に応じたガイダンスを提供することが可能になります。
ガイダンスの言語に応じた音源は、ビジネスフォン・PBXの音声送出パッケージにあらかじめ組み込んでおく必要がありますが、日本語と英語は標準で実装されていることが多いです。
多くの外国人のお客様が利用されるホテルでは、日本語、英語に加えて、中国語、スペイン語、韓国語といった言語も組み込んで運用しているケースも見受けられます。
最後に
このようにビジネスフォン・PBXとホテルシステムが連動していると、客室のクラスや言語設定など、こまやかな対応が可能となります。
特に言語設定をしておけば、モーニングコールをその国の言語でアナウンスしてくれるので、宿泊されているお客様にも喜ばれることでしょう。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございます。