内線2台~8台程度、外線2本~4本程度までなら、ホームテレホンや一般電話機で十分なケースもあります。
ビジネスフォンを導入したほうが、様々な機能が使えますし、使い勝手もいいこともあり、業務の効率化に役立つかもしれません。
しかし、ビジネスフォンは高機能な反面、どうしても導入コストが気になりますよね。
電話の台数が少なく、特別な機能も特にいらない。
そのようなケースでは無理にビジネスフォンを導入する必要はありません。
ビジネスフォンよりも安価なホームテレホン、もしくは一般電話機でも十分にカバーできるんですよ。
拡張性を考慮しなくてもいいのなら、ホームテレホンや一般電話機という選択もあり
- 将来的に台数が大幅に増えるようなことがない
- あるいは現時点ではそこまで考慮しなくてもいい
このような場合には、ビジネスフォンやPBXではなく、ホームテレホンや一般電話機がおすすめです。
まずはホームテレホンから見ていきましょう。
ホームテレホンの場合
ホームテレホンは、小規模容量タイプのビジネスフォンよりも、システム容量がさらに小さく設計されています。
接続できる内線の台数も多くてせいぜい8台程度までとなっており、ビジネスフォンと違って拡張性はありません。
機能面については、ビジネスフォン程充実しているわけではありませんが、ひととおり必要な機能が実装されています。
ビジネスフォンでおなじみの保留・転送についても問題なくできますし、短縮ダイヤルやナンバーディスプレイといった機能も使えるんですよ。
ですので、よほど特殊な機能を望まないかぎりは、使い勝手に困ることはまずありません。
当面の間、システム容量を超える内線電話機、及び外線を使用する予定がないのであれば、ホームテレホンでも十分かと思われます。
ホームテレホンは機種が少ない
ホームテレホンは小規模ビジネスフォンに比べて、機種の選択肢がほとんどありません。
製造しているメーカーが少ない上、ラインナップも乏しいからです。
ビジネスフォンであれば、選択肢も大幅に増えるのですが、こればかりはどうしようもありません。
容量のわりに割高
ホームテレホンはビジネスフォンやPBXに比べて、接続できる内線や外線の数が少なく、機能面でも大幅に劣ります。
だからといって、決して安いというわけではありません。
一度見積もりを取ってみてください。
見積金額を見れば、家庭用電話機と同じような感覚で導入できるような代物ではないということがよくわかると思います。
あくまでもビジネスフォンやPBXよりは安価ではある、ということですね。
一般電話機の場合
電話機が3~4台程度、使用する外線が1本~2本程度で事足りる場合は、無理にビジネスフォンやホームテレホンを導入する必要はありません。
コードレス子機を増設できるタイプの一般電話機を使用すれば、十分にその役割を果たせます。
コードレスの親子タイプの一般電話機であれば、親機と子機間の内線通話もできますし、通話の取次も可能だからです。
外線は「ひかり電話」か「INS64回線」がおすすめ
外線として使う回線については「ひかり電話」か「INS64回線」がおすすめです。
一般家庭用の「ひかり電話」なら、同時2通話まで契約できますし、電話とFAXで電話番号を分けることも可能です。
「INS64回線」なら、ターミナルアダプタによっては、最大3台まで電話機を接続出来ますし、iナンバーを契約すれば、それぞれに違う電話番号を持たせることも可能です。
それに「おとくライン」の「INS64回線」なら「ホワイトライン24」(税込1,100円)を別途契約すれば、ソフトバンクのスマホや携帯への通話が無料になりますしね。
ビジネスフォンもしくはホームテレホンについては、将来、どうしても必要となったタイミングで導入を検討すれば良いんじゃないでしょうか。
最後に
繰り返し申し上げますが、必要な電話の台数や、同時に通話する数が少ない場合には、無理してビジネスフォンを導入する必要はありません。
小規模なビジネスフォンよりも安価なホームテレホンや、家庭で使うような一般電話機でも十分なケースも多々あります。
どうしてもビジネスフォンがいい、という場合には中古ビジネスフォンという選択肢もあります。
どの選択がベストなのか?
コストと効率化を十分に考慮した上でベストな選択をしてくださいね。
最後までご覧いただきましてありがとうございます。