最新のビジネスフォン・PBXには、 節電モード が搭載されていることがあります。
節電モードに対応しているビジネスフォン・PBXなら、電話機を使用していない時の待機電力の消費を抑えることができます。
節電モードでちょっとずつでも節電できれば、削減できる電気代も年間ベースで考えると馬鹿にできないかもしれませんよね。
というわけで、ビジネスフォン・PBXの節電モードについて説明しましょう。
ビジネスフォン・PBXの節電モードとは?
ビジネスフォン・PBXは、接続する電話機の台数に応じて、消費する電力も比例して高くなっていきます。
多機能電話機や一般電話機などの内線電話機は、通話や着信ベルが鳴動していなくても、電力を消費します。
営業時間外、休日等、特に稼働していない電話機に対しても、常時電力は供給され続けます。
これらの電話機への電力の供給を一時的にカットして、少しでも節約しようと考え出されたのが 節電モード なのです。
節電ボタンを押して、ビジネスフォン・PBXから電話機への電力供給をカット
多機能電話機のファンクションキーに割り付けられた 節電ボタン を押すことで、電話機への電力の供給をカットすることができます。
電話機への電力供給をカットすれば、ビジネスフォン・PBXの設備全体で、消費電力を節約することができます。
節電モードで節約できる電力は、ビジネスフォン・PBXの仕様にもよりますが、通常稼動時のおよそ半分程度まで消費を抑えることができます。
節電モードの動作概要
営業時間外になったので、多機能電話機のファンクションキーに設定された節電ボタンを押して、節電モードをONにします。
複数の多機能電話機に節電ボタンが設定されている場合は、どれか1台の節電ボタンを押すだけで全体に反映されます。
節電モードがONにされて、節電が開始されると、各電話機への電力供給がカットされます。
最後に
節電モードは比較的新しい機能なので、古いビジネスフォン・PBXでは対応していません。
新しいビジネスフォン・PBXの中でも、一部の機種にのみ対応した機能となっています。
特にクローズアップされることもなく、ビジネスフォンの数多くある目立たない機能のひとつではありますが、節電について高い意識をお持ちのかたは、一度試してみてはいかがでしょうか。
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