「ルームチェンジ」とは、チェックイン済みの客室を、別の客室に変更するときに使用するホテル機能です。
ホテルに宿泊されるお客様の中には、何らかの事情で客室を変更することがあります。
- 客室の設備の不具合
- 隣の客室との兼ね合い
- 喫煙可能な部屋から禁煙の部屋への変更したい
このような事情から客室を変更する必要がある場合には、「ルームチェンジ」で客室の変更を行います。
それでは、ビジネスフォン・PBXにおけるホテルの「ルームチェンジ」について、順番に説明していきましょう。
1. チェックイン中の客室から別の客室へルームチェンジしたい
何らかの事情で、301号室のお客様が部屋を変えて欲しい、と要望があがったとします。
2. フロント受付端末でルームチェンジの操作を行います
お客様からの要望を受けて、フロント受付端末からルームチェンジの操作を行います。
フロント受付端末で、301号室から305号室へと、ルームチェンジします。
3. ルームチェンジをすると、ビジネスフォン・PBX、ホテルシステムが連動します
フロントにてルームチェンジの操作を行うと、ビジネスフォン・PBX、およびホテルシステムが連動します。
そして、客室の状態が次のように切り替わります。
301号室(ルームチェンジ前)
ルームチェンジ前の301号室は、ルームチェンジを行うことで客室状態が「チェックイン状態」から「清掃待ち状態」へと変わります。
305号室(ルームチェンジ後)
ルームチェンジ後の305号室は、「空き室状態(ベーカント)」から「チェックイン状態」へと変わります。
4. ルームチェンジ前の客室情報をルームチェンジ後の客室へ引き継ぎます
フロント受付端末でルームチェンジ操作後は、ルームチェンジ前の客室情報を、ルームチェンジ後の客室へと引き継ぎます。
引き継がれる情報には以下のようなものがあります。
- お客様名
- 性別
- 通話料金
- 使用言語
- 人数
- チェックインした日
- チェックアウトする予定日
- 団体番号
- VIPクラス(一般、VIP、要注意etc)
- 在室/不在
- ボイスメールメッセージ
- モーニングコール(ウェイクアップコール)
- メッセージウェイティング
- 発信規制/解除
- 着信規制/解除
- 長期滞在中.etc
ルームチェンジを行った時点で、上記の客室情報がビジネスフォン・PBX、およびホテルシステムを経由して、各ホテル関連端末へ連動されて客室情報が並列化されます。
最後に
チェックイン、チェックアウトなどに比べると、ルームチェンジを行う頻度は少ないかもしれませんが、ホテルでは欠かせない機能の一つと言えるでしょう。
最後までご覧いただきましてありがとうございます。