携帯キャリアコード自動付加はビジネスフォン・PBXの内線電話機から携帯電話へ外線発信するときに自動的に携帯キャリアコード(0033や0077など)を付加してくれる機能です。
携帯電話へ外線発信するときに自動的にキャリアコードを付加してくれる
内線電話機から外線発信してから携帯電話へかけるときに自動的にキャリアコードを付加してくれるのが携帯キャリアコード自動付加機能です。
携帯キャリアコードを携帯電話番号の頭につけてかけると通話料金が安くなる
ビジネスフォン・PBXに収容している外線(電話回線)から携帯電話をかけるだいたい次のような通話料がかかります。
携帯キャリアコードなしで携帯に電話した場合の通話料金
- 1分あたり20円~40円
携帯キャリアコードを付加してかけるとだいたい次のような通話料金がかかります。
携帯キャリアコードありで携帯に電話した場合の通話料金
- 1分あたり15円~18円
このように携帯キャリアコードを付加したほうが通話料金が安くなることがわかりますね。
主な携帯キャリアコードの種類
携帯電話へ電話をかけるときに頭に付加できる携帯キャリアコードには次のような種類があります。(2014年10月現在)
「0033」NTTコミュニケーションズ
「0033+携帯電話」1分あたりの通話料金
- NTTドコモ:16.5円(税抜)
- au(KDDI):16.5円(税抜)
- ソフトバンクモバイル:16.5円(税抜)
- ワイモバイル:16.5円(税抜)
「0077」KDDI
「0077+携帯電話」1分あたりの通話料金
- NTTドコモ:16.5円(税抜)
- au(KDDI):16.5円(税抜)
- ソフトバンクモバイル:16.5円(税抜)
- ワイモバイル:16.5円(税抜)
「0088」ソフトバンクテレコム
「0088+携帯電話」1分あたりの通話料金
- NTTドコモ:18円(税抜)
- au(KDDI):18円(税抜)
- ソフトバンクモバイル:18円(税抜)
- ワイモバイル:18円(税抜)
「0036」NTT東日本
「0036+携帯電話」1分あたりの通話料金
- NTTドコモ:16円(税抜)
- au(KDDI):17.5円(税抜)
- ソフトバンクモバイル:17.5円(税抜)
- ワイモバイル:16円(税抜)
「0039」NTT西日本
「0039+携帯電話」1分あたりの通話料金
- NTTドコモ:17円(税抜)
- au(KDDI):18円(税抜)
- ソフトバンクモバイル:20円(税抜)
- ワイモバイル:17円(税抜)
「0038」楽天コミュニケーションズ(旧フュージョン・コミュニケーションズ)
「0038+携帯電話」1分あたりの通話料金(※法人向けサービス「ビジネスライン」適用の場合の料金)
- NTTドコモ:15.9円(税抜)
- au(KDDI):15.9円(税抜)
- ソフトバンクモバイル:15.9円(税抜)
- ワイモバイル:15.9円(税抜)
携帯キャリアコード自動付加の動作概要
1. 内線電話機から携帯電話の番号をダイヤル
内線電話機の受話器を上げて外線発信特番をダイヤル後、携帯電話の番号をダイヤルします。
2. ダイヤル内容が携帯電話だと判別されると携帯電話番号のあたまに携帯キャリアコードが自動的に付加される
内線電話機からの外線発信の相手が携帯電話だと判別されると、ビジネスフォン・PBX側で携帯キャリアコードを自動的に付加します。
3. 携帯キャリアコードが付加されると通話料金に割引が適用される
携帯電話番号のあたまに携帯キャリアコードが付加されると通話料金の割引が適用されます。
最後に
携帯キャリアコードをビジネスフォン・PBXで自動的に付加してくれるので次のようなデメリットを減らすことができます。
- 携帯電話へ発信するときに携帯キャリアコードをダイヤルするのを忘れた
- いちいちキャリアコードをダイヤルするのが面倒
- 短縮ダイヤルやワンタッチにも携帯キャリアコードを付加した状態で登録しなければならない
- 携帯キャリアコードを付加した状態で短縮登録するとその番号から着信したときに相手の名前が表示されない(着信時には携帯キャリアコードは含まれないため)
携帯キャリアコードは普通の電話回線で使用されることが多く、逆にひかり電話や050番号などのIP電話では利用することができません。
IP電話ではなく普通の電話回線をお使いの場合には、是非設定しておきたい機能のひとつといえるでしょう。
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