VPNサービスのオフネット発信特番をビジネスフォン・PBXで自動的に付加

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外線発信時の付加機能

VPNサービスを契約している電話回線から、VPNオフネット発信を行うときに、自動的にオフネット発信特番を付加して外線発信を行います。

 

 

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電話回線のVPNサービスとは?

VPNとはVitual Private Network(仮想専用線サービス)の略で、VPNサービスを各拠点で使用している一般電話回線に付加することで、拠点間を専用線で接続したかのような使い方ができます。

 

 

拠点間同士で通話する「オンネット発信」拠点外と通話する「オフネット発信」

VPNサービスには大きくわけて2種類の通話があります。

 

  • 同じVPNサービスを契約した拠点間で通話をする「オンネット発信」
  • VPNサービスを契約していない相手と通話をする「オフネット発信」

 

 

オンネット発信で拠点間同士の内線を直接呼び出せる

VPNサービスを契約した電話回線には契約した拠点ごとに3桁~5桁程度の事業所番号が割り当てられます。(拠点番号ともいいます)

 

VPNサービスを契約した電話回線から拠点番号と内線番号をダイヤルすることで相手の内線番号を直接呼び出すことが可能です。

 

いわゆる専用線と同じ使い方ができるのがオンネット通話の特徴です。

 

 

オフネット発信はVPNサービスを契約していない相手に電話をかけるときに利用

VPNサービスを契約した電話回線からVPNサービスを契約していない電話番号へかけるときに使用するのがオフネット通話です。

 

VPNサービスを契約した電話回線からオフネット発信特番(通常は「0」)をダイヤル後、相手の電話番号をダイヤルすることで普通の電話回線と同じように電話をかけることができます。

 

 

「VPNサービスを契約している電話回線」と「VPNサービスを契約していない電話回線」が混在している場合

ビジネスフォン・PBXには複数の電話回線を収容することが多いのですが、収容するすべての電話回線がVPNサービスに契約しているとは限りません。

 

「VPNサービスを契約している電話回線」と「VPNサービスを契約していない電話回線」を混在させてビジネスフォン・PBXに収容するケースも少なくありません。

 

 

混在すると発信の方法がばらばらになる

VPNサービスを契約している電話回線から「オンネット発信」する場合

  1. 内線電話機の受話器を上げる
  2. 外線発信の特番(通常は「0」)をダイヤルする
  3. 相手の拠点番号をダイヤルする
  4. 相手の内線番号をダイヤルする
  5. 相手の拠点の内線番号を呼び出す

 

VPNサービスを契約している電話回線から「オフネット発信」する場合

  1. 内線電話機の受話器を上げる
  2. 外線発信の特番(通常は「0」)をダイヤルする
  3. オフネット発信特番(通常は「0」)をダイヤルする
  4. 相手の電話番号をダイヤルする
  5. 相手の電話番号を呼び出す

 

VPNサービスを契約していない電話回線から「外線発信」する場合

  1. 内線電話機の受話器を上げる
  2. 外線発信の特番(通常は「0」)をダイヤルする
  3. 相手の電話番号をダイヤルする
  4. 相手の電話番号を呼び出す

 

「オンネット発信」「オフネット発信」「外線発信」の3種類の発信にわかれるため使い分けが面倒になります。

 

 

オンネット発信と外線発信の2通りの発信方法だけに絞る

操作の違いを吸収するための機能がビジネスフォンもしくはPBXには備えられており、その機能を使うことで、内線電話機全体の外線発信の使い方を統一することができます。

 

ほとんどの場合、オンネット発信特番と外線発信特番を分けて設定し運用します。

 

 

オンネット発信特番をダイヤルした場合

  1. 内線電話機の受話器を上げる
  2. オンネット発信特番(たとえば「9」など)をダイヤル
  3. VPNサービスを契約した電話回線を自動的に捕捉する
  4. 相手の拠点番号をダイヤル
  5. 相手の内線番号をダイヤル
  6. 相手の内線を呼び出す

 

 

外線発信特番をダイヤルした場合

  1. 内線電話機の受話器を上げる
  2. 外線発信特番(通常は「0」)をダイヤル
  3. VPNサービスを契約した電話回線を捕捉した場合はオフネット発信特番の「0」を自動的に付加、VPNサービスを契約していない電話回線を捕捉した場合は特に何も付加しない
  4. 相手の電話番号をダイヤル
  5. 相手の電話番号を呼び出す

 

「VPNサービスを契約した電話回線」と「VPNサービスを契約していない電話回線」をいちいち確認しなくてもいいので使い勝手が向上します。

 

 

「VPNサービスを契約した電話回線」と「VPNサービスを契約していない電話回線」混在時の発信動作の概要

1. VPNサービスを契約している電話回線からオンネット発信した場合

オンネット発信特番+事業所番号+内線番号

  1. 内線電話機の受話器を上げる
  2. オンネット発信特番(たとえば「9」)をダイヤル
  3. 相手の拠点番号(たとえば「100」)をダイヤル
  4. 相手の拠点の内線番号(たとえば「20」)をダイヤル
  5. 相手の拠点の内線番号を呼び出す

 

2. VPNサービスを契約した電話回線からオフネット発信した場合

外線発信特番+(オフネット発信特番を自動的に付加)+電話番号

  1. 内線電話機の受話器を上げる
  2. 外線発信特番(通常は「0」)をダイヤル
  3. VPNサービスを契約した電話回線を捕捉後、オフネット発信特番(通常は「0」)をビジネスフォン・PBXで自動的に付加する
  4. 相手の電話番号をダイヤル
  5. 相手の電話番号を呼び出す

 

3. VPNサービスを契約していない電話回線から外線発信した場合

外線発信特番+電話番号

  1. 内線電話機の受話器を上げる
  2. 外線発信特番(通常は「0」)をダイヤル
  3. VPNサービスを契約していない電話回線を捕捉(ビジネスフォン・PBXでダイヤル付加は行わない)
  4. 相手の電話番号(06xxxxxxxx)をダイヤル
  5. 相手の電話番号を呼び出す

 

 

最後に

VPNサービスを契約している電話回線と契約していない電話回線をビジネスフォン・PBXに混在収容していると発信方法の違いに戸惑うことが少なくありません。

 

  • VPNサービスを契約している電話回線からのオフネット発信(外線発信特番+オフネット発信特番+電話番号)
  • VPNサービスを契約していない電話回線からの外線発信(外線発信特番+電話番号)

 

この2つは特に紛らわしいので誤ダイヤルの原因になりやすいです。

 

ビジネスフォン・PBX側で同じ操作で発信できるのであればそれに越したことはありませんよね。

 

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最後までご覧いただきましてありがとうございます。

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