【専用線発信】ビジネスフォン・PBXの内線から専用線で拠点間通話

ビジネスフォン・PBXの内線電話機から専用線発信するときに数字の付加・削除を自動的に施して発信を行います。

専用線は各拠点間のビジネスフォン・PBX同士を接続するために用いられる

専用線は通常の電話回線とは異なり、各拠点間のビジネスフォン・PBX同士を専用につなぐためにあります。

拠点Aから拠点Dに専用線発信した場合の例

専用線の接続先に応じてダイヤルした数字を付加もしくは削除して調整をする必要が出てくる場合もあります。

1.　数字の付加・削除をしない場合の専用線発信例(開番号方式での専用線発信)

開番号方式では専用線発信用の特番からあとのダイヤル内容を相手先の番号として送出します。

上記の例だと実際に専用線に送出されるダイヤル内容は「10020」になります。(専用線発信特番「9」はダイヤル内容には含まれません)

ちなみに普通の電話回線を使って発信する外線発信(「0」発信)も開番号方式になります。

2.　数字の付加・削除をしない場合の専用線発信(閉番号方式)

閉番号方式で専用線発信を行うと、専用線発信特番を含めたダイヤル番号が相手先の番号となります。

3.　数字の削除をする場合の専用線発信(閉番号方式)

ビジネスフォン・PBXの機種によっては、専用線発信に関しては閉番号方式しか選択できないタイプのものもあります。

その場合、強制的に専用線発信特番を削除しなければなりません。(使い勝手はかわりません)

4.　数字の付加をする場合の専用線発信(開番号方式)

利用者の操作の負担を減らすために、拠点番号を全桁ダイヤルせずとも、自動的に不足分を補う設定にすることも可能です。

5.　数字の付加・削除をする場合の専用線発信

このように専用線の中継(タンデム)を行う場合に数字の付加・削除の両方を行うこともあります。

専用線の発信方法は拠点間の番号計画によってダイヤル内容も変わってきますが大きく分けて次の4つに分けられます。

そしてその水面下ではビジネスフォン・PBXがダイヤルした数字に付加や削除などの編集を自動的に行なっているのです。

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