ビジネスフォンへの「ひかり電話」の導入のしかたには、いろいろなパターンがありますが、管理人のおすすめは、何と言っても「ひかり電話直収」です。
なぜ「ひかり電話の直収」をすすめるのか。
- ひかり電話を直収しない場合
- ひかり電話を直収する場合
について説明しましょう。
ひかり電話を直収しない場合
ひかり電話を直収しない場合には、次のような機器が必要になります。
- VOIPゲートウェイ(OG、VGなど)
- アナログ回線パッケージ(アナログ接続の場合)
- INS64回線パッケージ(BRI接続の場合)
- INS1500回線パッケージ(PRI接続の場合)
OGやVGなどのVOIPゲートウェイは、買い取りもしくはレンタルのいずれかを選択します。
買い取りの場合
機器 | 定価(税込) |
4ch用VOIPゲートウェイ | 44,000円
(税抜価格 40,000円) |
8ch用VOIPゲートウェイ | 66,000円
(税抜価格 60,000円) |
23ch用VOIPゲートウェイ | 440,000円
(税抜価格 400,000円) |
レンタルの場合
機器 | 1装置ごとの月額料金(税込) |
4ch用VOIPゲートウェイ | 1,100円
(税抜価格 1,000円) |
8ch用VOIPゲートウェイ | 1,650円
(税抜価格 1,500円) |
23ch用VOIPゲートウェイ | 5,940円
(税抜価格 5,400円) |
買取ですと4回線用のVOIPゲートウェイで44,000円(税抜 40,000円)、8回線用のVOIPゲートウェイで66,000円(税抜 60,000円)かかります。
23回線用のVOIPゲートウェイに至っては440,000円(税抜 400,000円)(!)の費用がかかります。
ビジネスフォン側でもそれぞれのVOIPゲートウェイに対応した機器を別途用意する必要があるので、機器代もバカになりません。
レンタルを選択しても、毎月支払いを続けると、それなりの金額になります。
接続するひかり電話のチャネル数や回線種別(アナログ、BRI、PRI)に応じて、ビジネスフォン側にもパッケージを実装する必要があります。
価格についてはメーカーや機種により異なるため、一概には言えませんが、下記に価格例を載せてみました。(NTT製アルファNX2の場合)
ビジネスフォンのパッケージ料金
パッケージ | 定価(税込) |
8回線用アナログ回線パッケージ
(アナログ接続) |
82,500円
(税抜価格 75,000円) |
2回線用INS64回線パッケージ
(BRI接続) |
106,700円
(税抜価格 97,000円) |
INS1500回線パッケージ
(PRI接続) |
138,600円
(税抜価格 126,000円) |
4チャネルのBRI接続の場合
機器 | 定価(税込) |
4ch用VOIPゲートウェイ
(BRI接続) |
44,000円
(税抜価格 40,000円) |
2回線用INS64回線パッケージ
(BRI接続) |
106,700円
(税抜価格 97,000円) |
合計 | 150,700円 |
1チャネル(1通話)あたりの機器代は37,675円となります。
8チャネルのアナログ接続の場合
機器 | 定価(税込) |
8ch用VOIPゲートウェイ
(アナログ接続) |
66,000円
(税抜価格 60,000円) |
8回線用アナログ回線パッケージ
(アナログ接続) |
82,500円
(税抜価格 75,000円) |
合計 | 148,500円 |
1チャネル(1通話)あたりの機器代は18,563円となります。
23チャネルのPRI接続の場合
機器 | 定価(税込) |
23ch用VOIPゲートウェイ(PRI接続) | 440,000円
(税抜価格 400,000円) |
INS1500回線パッケージ(PRI接続) | 138,600円
(税抜価格 126,000円) |
合計 | 578,600円 |
1チャネル(1通話)あたりの機器台は25,157円となります。
ひかり電話を直収する場合
ひかり電話直収であれば、別途VOIPゲートウェイを用意する必要がありません。
買い取りの場合
機器 | 定価(税込) |
レンタルの場合
機器 | 1装置ごとの月額料金(税込) |
VOIPゲートウェイが不要になるので、VOIPゲートウェイと接続するために必要となるビジネスフォン側のパッケージ(アナログ、BRI、PRI)も必要なくなります。
ビジネスフォンのパッケージ料金
パッケージ | 定価(税込) |
VOIPゲートウェイからの接続は不要になりましたが、かわりにビジネスフォン側でひかり電話直収に対応したVOIPパッケージを実装する必要があります。
ちなみにVOIPパッケージの料金は下記の通りです。(NTT製アルファNX2の場合)
ビジネスフォンのVOIPパッケージ料金
パッケージ | 定価(税込) |
4回線用VOIPパッケージ | 88,000円
(税抜価格 80,000円) |
4回線用VOIPパッケージ
(増設用・最大5つまで) |
15,400円
(税抜価格 14,000円) |
直収に対応した機器は、アナログ外線パッケージより高く、INS64パッケージ、PRIパッケージよりは安く設定されているケースが多いです。(メーカーも考えてますね)
あとは光回線のONUからLANケーブルでVOIPパッケージに直接接続するだけです。
上図はひかり電話オフィスAのページでも紹介している構成です。
4チャネルの場合
機器 | 定価(税込) |
4回線用VOIPパッケージ | 88,000円
(税抜価格 80,000円) |
合計 | 88,000円 |
1チャネル(1通話)あたりの機器代は22,000円となります。
8チャネルの場合
機器 | 定価(税込) |
4回線用VOIPパッケージ | 88,000円
(税抜価格 80,000円) |
4回線用VOIPパッケージ(増設用) | 15,400円
(税抜価格 14,000円) |
合計 | 103,400円 |
1チャネル(1通話)あたりの機器代は12,925円となります。
23チャネルの場合
機器 | 定価(税込) |
4回線用VOIPパッケージ | 88,000円
(税抜価格 80,000円) |
4回線用VOIPパッケージ
(増設用) |
15,400円
(税抜価格 14,000円) |
4回線用VOIPパッケージ
(増設用) |
15,400円
(税抜価格 14,000円) |
4回線用VOIPパッケージ
(増設用) |
15,400円
(税抜価格 14,000円) |
4回線用VOIPパッケージ
(増設用) |
15,400円
(税抜価格 14,000円) |
4回線用VOIPパッケージ
(増設用) |
15,400円
(税抜価格 14,000円) |
合計 | 165,000円 |
1チャネル(1通話)あたりの機器代は7,174円となります。
このように、ひかり電話を直収すれば、1チャネル(1通話)あたりに必要となるコストも抑えられるわけです。
というわけで、管理人は「ひかり電話の直収」をおすすめします。
最後に
今後登場するビジネスフォンは直収を推奨、あるいは直収に特化したタイプが増えることが予想されます。
ビジネスフォンの取替を考えていらっしゃる企業様は「ひかり電話直収」も視野に入れて検討されることをおすすめします。
最後までご覧頂きましてありがとうございます。