070番号の公衆網契約をしたPHS子機をビジネスフォン・PBX配下の内線として使うと、PHSアンテナの電波状況に応じて公衆モード/オフィスモードに切り替わります。
070番号の公衆網契約をしたPHS子機「黒ロム」、公衆網契約をしていないPHS子機「白ロム」
ビジネスフォン・PBXで利用できるPHSには次のような種類があります。
- 070番号の公衆網契約をしたPHS(通称「黒ロム」)
- 公衆網契約をしていないPHS(通称「白ロム」)
- ビジネスフォン・PBX専用の多機能PHS
「黒ロム」PHSで社内の携帯電話と内線電話を1台に集約
黒ロムのPHS子機をビジネスフォン・PBXの内線として導入すれば、携帯と内線を1台に集約することができます。
- 社内ではビジネスフォン・PBX配下の内線として利用
- 社外では070番号を持ったPHS(携帯電話)として利用
070番号の公衆網契約をしている「黒ロム」PHS子機はには2種類のモードがあります。
- 070番号を優先して使用する「公衆モード」
- ビジネスフォン・PBX配下の内線を優先して使用する「オフィスモード」
- 公衆モード、オフィスモードの双方の電波を待ち受ける「デュアルモード」
内線としてのPHSを優先して使用する「オフィスモード」
ビジネスフォン・PBX配下の内線としてPHSを使用するときは、PHS子機側の設定で「オフィスモード」を選択します。
オフィスモードに設定したPHS子機の通話ボタンを押すと、ビジネスフォン・PBXの内線トーンが聞こえます。
070番号としての公衆PHSを優先して使用する「公衆モード」
070番号の公衆網としてのPHSを使用するときは、PHS子機側の設定で「公衆モード」を選択します。
公衆モードに設定したPHS子機の通話ボタンを押すと、「ツー」という外線トーンが聞こえます。
内線と070番号の双方の待ち受けをする「デュアルモード」
ビジネスフォン・PBX配下のPHSアンテナの電波、070番号の公衆網の電波の双方を待ち受ける「デュアルモード」という選択もあります。
デュアルモードにした場合、電波の状況に応じて公衆モード、オフィスモードのどちらかに自動的に優先されます。
- 社内のビジネスフォン・PBX配下のPHSアンテナのエリア内では自動的にオフィスモードが優先されます。
- ビジネスフォン・PBX配下のPHSアンテナの配下からはずれると公衆モードが優先されます。
デュアルモードを選択しておけば、オフィスモード、公衆モードをいちいち手動で切り替える必要がありません。
内線電話機と携帯電話という2台の端末を持ち変える必要がなく、公衆/オフィスモードを手動で切り替える必要もないので、1台に集約してもわずらわしさを感じることもないかと思われます。
PHS子機の公衆/オフィス自動切替の動作概要
最後に
公衆/オフィス自動切替は070番号の公衆網契約をした「黒ロム」PHSならではの機能です。
「黒ロム」PHS子機をビジネスフォン・PBX配下の内線として活用するために欠かせない機能ともいえます。
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