ビジネスフォン・PBX配下の複数のPHS子機をグループ単位で一斉に呼び出すことができます。
PHS子機を同時に呼び出せる台数はPHSアンテナの設置状況により異なる
複数のPHS子機を一斉呼び出しグループ設定することで、一斉呼び出し特番で一斉に呼び出すことができます。
ただし、PHSのアンテナは1台あたり、PHS子機3台までの同時使用となっています。
PHSアンテナの設置状況、設置台数に応じて適切な台数を設定するようにしましょう。
PHSアンテアの設置台数に応じた呼び出し可能なPHS子機の台数(一斉呼び出しを行うエリア単位)
- PHSアンテナ1台の場合、一斉呼び出し可能なPHS子機は3台まで
- PHSアンテナ2台の場合、一斉呼び出し可能なPHS子機は6台まで
- PHSアンテナ3台の場合、一斉呼び出し可能なPHS子機は9台まで
PHS子機の一斉呼び出しの動作概要
1. あらかじめ複数のPHS子機を一斉呼び出しグループ設定しておきます
たとえば、次のように一斉呼び出しグループを設定しておきます。(工事者による設定が必要)
PHS子機一斉呼び出しグループ01
- PHS内線30
- PHS内線31
- PHS内線32
- PHS内線33
- PHS内線34
2. 内線電話機からPHS子機の一斉呼び出し特番をダイヤルすると、一斉呼び出しグループ設定された全てのPHS子機を一斉に呼び出します
たとえば次のような操作を行います。
- 内線電話機の受話器を上げる
- PHS呼び出し特番(たとえば「8」)をダイヤル
- PHS一斉呼び出しグループ番号(たとえば「01」)をダイヤル
- 一斉呼び出しグループ01に属する複数のPHS子機(内線30~34)が一斉に呼び出される
一斉呼び出しされたPHS子機は実際には同時に鳴動しはじめるわけではなく、少しの時間差を置いて鳴動しはじめます。
電波の状況によっては次のPHSの鳴動が始まるまでほぼ同時に感じることもあれば、1秒以上経過してから鳴動し始めることもあります。
また、ビジネスフォン・PBXの機種によっては、あえて数秒程度の感覚を空けて鳴動させる設定に変えることができる場合もあります。
3. 一斉呼び出しされたPHS子機のどれか1台が応答すると、一斉呼び出しした内線電話機との通話になります
呼び出された複数のPHS子機のどれか1台でも応答すれば、一斉呼び出しが終了します。(早い者勝ち)
最後に
複数のPHS子機の一斉呼び出しはPHSアンテナのチャネルを多く消費します。
PHSアンテナの設置台数が少ない状況でこの機能を使ってしまうと、PHS子機の通話チャネルの空きがなくなり他の内線との連絡がとれなくなることがあります。
この機能を利用する場合はPHSアンテナの設置台数を十分に確保しておくことが必要です。
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