音声グループ呼出は、複数の多機能電話機のスピーカーから、音声で呼び出せることができる機能です。
音声グループ呼出の概要
音声呼出用のグループを組んでおく必要がある
音声グループ呼出を利用するためにはあらかじめ複数の内線電話機で音声呼出のグループを組む必要があります。
例えば次のようなエリアで音声呼出のグループを分けます。
- 同じ室内
- 同じ階
- 同じ部署内
- 同じ島内
音声グループ呼出のグループ設定は、ビジネスフォン・PBX工事会社によるデータ設定が必要になるので、業者と打合せの上設定してもらうようにしましょう。
呼び出されるのは多機能電話機のみ
音声グループ呼出で呼び出される側の電話機の種類は多機能電話機のみとなります。
次のような電話機では利用できません。
- 一般電話機
- デジタルコードレス電話機(PHS子機)
- SIP電話機
内線版の構内放送みたいなもの
音声グループ呼出は多機能電話機のスピーカーから音声で直接呼びかけることが出来る機能です。
多機能電話機さえ設置されていれば、多機能電話機のスピーカーから周囲に向けて呼びかけることができるので、構内放送設備を利用せずに構内放送のような使い方ができます。
音声グループ呼出の操作概要
たとえば次のように音声グループ呼出のグループを組みます。
音声呼出グループ:01
- 内線10
- 内線11
- 内線12
- 内線13
呼出元の内線電話機からは次のような操作をします。
- 受話器を上げる
- 音声グループ呼出の特番(たとえば「8」)をダイヤル
- 音声呼出のグループの番号「01」をダイヤル
音声呼出グループの01に所属するすべての内線多機能電話機のスピーカーから音声による呼出がされる。
音声グループ呼出を受けたグループ内のどれか1台の内線多機能電話機から応答特番(たとえば「9」)をダイヤルすると呼出に応答すると通話状態になります。
音声グループ呼出の応答は早いもの勝ちで、どれか1台でも応答した時点で音声グループ呼出は終了します。
最後に
音声グループ呼出は呼び出される側の電話機は多機能電話機に限定されます。
多機能電話機を中心に利用されているのであれば何かの機会にでも一度試してみてはいかがでしょうか。
使い慣れるとなかなか便利です。
最後までご覧いただきましてありがとうございます。