OCNドットフォンオフィスとは、NTTコミュニケーションズの運営するプロバイダ「OCN」を利用した企業向けの050IP電話サービスです。
- OCNドットフォンオフィスの契約者同士、あるいは無料通話先のIP電話同士の通話が無料
- OCNドットフォンオフィスから携帯電話への通話料金は1分あたり17.6円(税抜 16円)
- OCNドットフォンオフィスの国内の通話料金(一般加入電話への通話料金)
- OCNドットフォンオフィスの月額基本料金
- OCNドットフォンでは最大32ch/200番号まで取得可能
- 標準サービス(着割)
- 標準サービス(電話番号表示サービス)
- オプションサービス(ひかりライン通話定額)
- オプションサービス(番号非通知拒否サービス)
- オプションサービス(国際電話利用休止)
- オプションサービス(代表番号通知)
- オプションサービス(基本契約番号通知)
- オプションサービス(転送・留守番サービス)
- オプションサービス(特定番号通知サービス)
- OCNドットフォンオフィスのビジネスフォン接続イメージ その1
- OCNドットフォンオフィスのビジネスフォン接続イメージ その2
- OCNドットフォンオフィスのビジネスフォン接続イメージ その3
- 最後に
OCNドットフォンオフィスの契約者同士、あるいは無料通話先のIP電話同士の通話が無料
OCNドットフォンオフィスの050IP電話サービスは、契約者同士は無料通話となっています。
契約者同士の他にも以下の通話が無料となります。
- .Phone Direct
- 050plus for Biz
- OCNドットフォン
- 無料通話先プロバイダ(約270あります)
OCNドットフォンオフィスから携帯電話への通話料金は1分あたり17.6円(税抜 16円)
OCNドットフォンオフィスから携帯電話への通話料金は、1分あたり17.6円(税抜 16円)となっています。
相手先のキャリア(NTTドコモ、au、ソフトバンクテレコム.etc)は問いません。
OCNドットフォンオフィスの国内の通話料金(一般加入電話への通話料金)
OCNドットフォンオフィスから国内の一般加入電話への通話料金は、全国一律で3分8.8円(税抜 8円)となっています。
長距離通話が多い企業様程、導入メリットが大きくなります。
OCNドットフォンオフィスの月額基本料金
OCNドットフォンオフィスは2ch/1番号からの契約となっています。
2chプラン(2ch/1番号)の月額料金は770円(税抜 700円)となっています。
おすすめは4ch・4番号バリューパックです。
通常の4chプランだと、4ch/1番号で月額1,540円(税抜 1,400円)となっていますが、バリューパックだと4ch/4番号で月額1,078円(税抜 980円)となっており、電話番号を3番号分多く取得できます。
基本契約番号に対して転送・留守番サービスがセットでついてくるので、さらにお得です。
OCNドットフォンでは最大32ch/200番号まで取得可能
OCNドットフォンオフィスは2chからの契約になっていますが、オプションで追加することによって最大32ch/200番号まで契約することが可能です。
050追加番号1番号あたり、月額55円(税抜 50円)となっています。
追加chは1chあたり、月額110円(税抜 100円)となっています。
標準サービス(着割)
OCNドットフォンオフィスに標準でついてくるサービスとして着割(ちゃくわり)があります。
着割(ちゃくわり)は月額料金は無料で、契約している050番号へ着信後、1分通話するごとに0.55円(税抜 0.5円)が契約者に貯まります。
着信量の多いお客様にお得なサービスとなっています。
標準サービス(電話番号表示サービス)
OCNドットフォンオフィスの標準サービスとして、電話番号表示サービスがあります。
ナンバーディスプレイに相当するサービスとなっており、通常の一般加入電話やひかり電話などでは有料なのですが、OCNドットフォンオフィスでは無料でこのサービスがついてきます。
電話番号表示サービスは着信時に相手の電話番号が表示されるサービスで、ナンバーディスプレイに対応した機器の液晶画面に相手の電話番号が表示されます。
オプションサービス(ひかりライン通話定額)
OCNドットフォンオフィスのオプションサービスとして、ひかりライン通話定額があります。
1chあたり月額330円(税抜 300円)でひかりライン通話定額を契約することで、OCNが提供するVOIP電話サービスのひかりラインへの通話が無料になります。
オプションサービス(番号非通知拒否サービス)
番号非通知拒否サービスは、基本契約番号1つにつき月額330円(税抜 300円)、050追加番号1つにつき月額110円(税抜 100円)かかります。
契約することで非通知での着信を拒否することができる「非通知着信拒否機能」と、あらかじめ指定した番号からの着信を拒否できる「指定番号着信拒否機能」を利用することができるようになります。
オプションサービス(国際電話利用休止)
オプションサービスの国際電話利用休止を契約することで、国際電話への誤発信を防いだり、あるいはあらかじめ国際電話への発信を規制することができます。
月額料金は無料です。
オプションサービス(代表番号通知)
オプションサービスの代表番号通知を利用すると発信時に相手に通知する番号を代表番号にすることができます。
複数の基本契約番号を取得しているが、相手には代表番号だけを通知したいときに利用します。
月額料金は無料です。
オプションサービス(基本契約番号通知)
オプションサービスの基本契約番号通知を利用すると発信時に各々の基本契約番号を相手に通知します。
複数の基本契約番号を契約している場合、各々の電話機が主として利用している基本契約番号をを相手に通知したいときに利用します。
月額料金は無料です。
オプションサービス(転送・留守番サービス)
オプションの転送サービスは050IP電話への着信を携帯電話など別の番号を転送するボイスワープに相当するサービスです。
留守番サービスは050IP電話への着信をメッセージセンターに転送します。
転送された着信は音声ガイダンスが着信に応答後、必要に応じてメッセージを録音します。
メッセージが録音されるとメールで携帯やパソコンにお知らせメールが送信されます。
外出先の電話から録音されたメッセージを再生・消去することもできます。
転送・留守番サービスは1電話番号につき、月額330円(税抜 300円)となっています。
オプションサービス(特定番号通知サービス)
0120や0800、0570からはじまる番号を050番号からの発信時に相手に通知できるサービスです。
着信履歴に番号を残すことで簡単にコールバックしてもらうことができます。
050番号1つにつき月額110円(税抜 100円)がかかります。
OCNドットフォンオフィスのビジネスフォン接続イメージ その1
OCNドットフォンオフィスをアナログ回線としてビジネスフォンに接続する場合の構成図です。
ONUからOCNドットフォンオフィス対応のVOIP-TAにLANケーブルで接続、VOIP-TAでアナログ回線に変換します。
アナログ回線に変換された050のIP回線をビジネスフォンにアナログ回線として収容します。
アナログ回線で収容する場合には以下の注意が必要となります。
- 電話番号表示サービスを利用するためにはビジネスフォン側がアナログナンバーディスプレイに対応している必要があります。
- ビジネスフォン側で発信者番号通知の番号を設定することはできません。(VOIP-TAに依存する形になります)
OCNドットフォンオフィスのビジネスフォン接続イメージ その2
OCNドットフォンオフィスをISDN回線としてビジネスフォンに接続する場合の構成図です。
ONUからVOIP-TAにLANケーブルで接続後、VOIP-TAでISDN回線(BRI接続)に変換されます。
ISDN回線(BRI接続)に変換された050のIP回線をビジネスフォンに接続する形になります。
BRI接続された050のIP回線はビジネスフォン側で発番号設定することによって、契約している番号の中から通知する番号を選択することが可能です。
OCNドットフォンオフィスのビジネスフォン接続イメージ その3
OCNドットフォンオフィスをビジネスフォンにLANケーブルで直収する場合の構成図です。
ONUからビジネスフォンに直接LANケーブルで接続するのでVOIP-TAは必要ありません。
直収された050のIP回線はビジネスフォン側で発番号設定をすることで、契約している050番号の中から自由に相手に通知する番号を選択することができます。
050番号をLAN直収できるビジネスフォンの機種は限定されてきますが、機器構成としては一番スッキリとします。
最後に
OCNドットフォンオフィスは無料通話を活かして拠点間通話に利用したり、長距離電話用として利用することで、通話料金を削減することができます。
また基本料金やオプションサービスも通常の一般加入者回線に比べて安くなっているので、基本料金面でもコストを削減できます。
またスマートフォンに050plusなどの契約をすることにより、社内から社外間の無料通話も実現できるので、スマートフォンの普及に伴い、050番号の1人1番号化もますます進むかもしれません。
最後までご覧いただきましてありがとうございます。