【長距離内線パッケージ】離れた場所にアナログ内線を送り込む!

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パッケージ(基板)の種類
  • 広い敷地内にて、ビジネスフォン・PBX本体から遠く離れた場所にアナログ内線を設置したい
  • 数km離れた場所にある、別の事業所に対して一般内線を接続したい

 

長距離内線パッケージは、ビジネスフォン・PBX本体から遠く離れた場所にアナログ内線(一般内線)を接続したいときに必要となる基板です。

 

 

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【1】長距離内線パッケージ接続できる端末は一般電話機

長距離内線パッケージに接続できるのは、アナログ内線パッケージ(一般内線パッケージ)と同じ端末になります。

 

  • 一般電話機(単体電話機)
  • FAX
  • ダイヤルアップモデム
  • 警備装置など

 

 

【2】接続できる距離は電話線の抵抗値(Ω)による

電話線の抵抗値が1500Ω~3000Ωを超えない範囲までと、接続可能な距離には明確な定義はありませんが、数キロメートル程度なら問題なく設置可能です。

 

より遠くの距離に接続する必要があるのなら、次のような条件が必要になります。

 

  • ケーブルの芯線の直径が太く、抵抗値が低いケーブルで配線する
  • 中継の接続点を減らす

 

 

【2-1】長距離内線を使うときは、落雷対策もあわせて行う

長距離内線が利用されるケースで一番多いのは、広大な敷地内において内線電話機を設置するときです。

 

ほとんどの場合、ケーブルの配線は電柱などを使って架空で配線されます。

 

このときに気をつけなければならないのが落雷です。

 

広い敷地、特にゴルフ場などでは、落雷によってビジネスフォンが深刻なダメージを受けることがあります。

 

架空で配線されるような場合、ケーブルの両端に避雷器を付けるのは当然なのですが、それだけでは落雷からの被害を完全に防ぐことはできません。

 

避雷器だけでなく、雷サージなど複数の落雷対策をあわせて行うようにしましょう。

 

 

【3】市内専用線パッケージと兼用される場合もある

メーカーによって異なりますが、長距離内線パッケージ市内専用線パッケージの区別がなく、どちらでも同じパッケージで使用できるケースがあります。

 

その場合、次のように用途を切り替えて使用します。

 

  • ビジネスフォン・PBXの設定で切り替える
  • パッケージのスイッチ設定で切り替える

 

 

【4】ネットワーク化のすすんだ今ではあまり使われないことも

長距離内線は、遠くの場所に内線電話機を接続できるのですが、設置場所まで物理的に電話線を配線する必要があります。

 

IPネットワーク化の進んだ今となっては、代わりの方法がいくらでもあるので、長距離内線を新規に導入する機会は少なくなってきています。

 

 

【5】長距離内線パッケージ、1枚あたりに接続できる一般内線の台数

  • 2台
  • 4台
  • 8台

 

 

【6】長距離内線パッケージでよく付けられる型番

  • LLC
  • AUC
  • DIOPU

 

 

最後に

長距離内線パッケージに接続できる端末は、アナログ内線パッケージ(一般内線パッケージ)と同じです。

 

学校や病院、工場、ゴルフ場など広い敷地内において、遠くはなれた場所に一般電話機を接続するときなどに使用されるパッケージになります。

 

利用シーンが限られるので、容量の小さいビジネスフォンでは、パッケージ自体がラインナップされていないことがあり、どちらかというと中規模容量~大規模容量タイプのビジネスフォンやPBXで使われることのほうが多いです。

 

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