ビジネスフォンの電話機の時刻、気がつくと数分単位でずれている、ということはございませんか?
電話機のディスプレイなんて見ないよ、という方もいるかもしれませんが、逆に電話機の液晶を時計替わりに利用されている方もいらっしゃるかと思います。
時刻は常に正確にしておきたいものですよね。
電話機の特番操作で時刻を修正
短縮登録やモード切替の操作を行う特定の電話機 (=親機) から、特番操作で時刻を修正することができます。
特番操作での時刻修正の操作例
- 受話器を上げる (もしくは スピーカボタン を押す)
- 時刻修正の特番 (たとえば 8 など) をダイヤル
- 時刻 (hh) と 分 (mm) をダイヤル
- 受話器を下ろす (もしくは スピーカボタン を押す)
ビジネスフォンのメーカーによっては、電話機のメニューキーから時刻を修正できる機種もあります。
時刻をこまめに修正したい方は、電話機からでも時刻を修正できる、ということを覚えておいてください。
自動的に時刻を修正して欲しい
電話機からイチイチ時刻を修正するのは面倒だ、という場合は ビジネスフォン を NTPサーバ に接続する、という手もあります。
ただし、ビジネスフォンが NTPサーバ との連携に対応している必要があります。
NTPサーバ と連携しておけば、自動的に時刻が修正されるので、電話機から時刻修正をする手間から解放されます。
ビジネスフォンの NTPサーバ への接続は、ビジネスフォン設置業者に可能かどうかを確認し、工事費の見積もりを取るようにしましょう。
年間スケジュールでの留守番の自動切替をしている場合は時刻調整は必須
ビジネスフォンの自動切替機能を利用している場合は、正確な時刻の調整を欠かすことができません。
自動切替の動作例 (平日の場合)
AM9:00 (業務開始) 留守番OFF
- AM9:00 になると、ビジネスフォンが自動切替機能で、留守番を OFF にします。
- 留守番が OFF になると、外線が通常通り着信します。
PM18:00 (業務終了) 留守番ON
- PM18:00 になると、ビジネスフォンが自動切替機能で、留守番を ON にします。
- 留守番が ON になると、外線着信したときに、留守番が代わりに応答します。
自動切替での運用時に、ビジネスフォンの時計の時刻がずれていると、次のような不具合が起こります。
[時刻が遅れている場合]
- 業務開始時間を過ぎても、外線着信が留守番応答してしまう。
[時刻が進んでいる場合]
- 業務終了時間前に、外線着信が留守番応答してしまう。
これではクレームの元になりかねません
このようにビジネスフォンの自動切替機能での運用時は、正確な時刻の調整が必須となります。
せっかく便利な機能なのに、時刻が狂っていたせいで逆効果になってしまっては意味がありません。
逆に言うと自動切替機能は、時刻さえ正確に保ち続けていれば、かなり便利な機能です。
ですので、自動切替機能での運用時には、NTPサーバに接続して常に正確な時刻をキープできるようにすることをオススメします。
最後に
残念ながら、ビジネスフォンのシステム時刻というものは、1ヶ月も立つと数分単位で狂ってくるのが現状です。
一番理想的なのは、NTPサーバ とビジネスフォンを連携させることです。
もしそれが難しいようでしたら、1週間に1回程度は、手動で時刻を調整することをおすすめします。
最後までご覧いただきましてありがとうございます。