アナログ回線 や INS64回線 などの一般加入電話回線から、ひかり電話に変更したら、FAXの調子が悪くなった、ということがありませんか?
- FAX の 送信 がうまくいかないことがある
- FAX の 受信 がうまくいかないことがある
今までは普通にFAXの送受信できていたものが、ひかり電話変更してからは送信、あるいは受信が正常に動作しなくなることがあります。
FAXの通信設定が【スーパーG3モード】になっているのでは?
スーパーG3モード とはFAXの国際規格で、33.6Kbpsの通信速度でFAXの送受信を行う規格です。
ひかり電話は、基本的にはFAXの接続は推奨されていませんが、実際のところ、問題なく使用できるケースがほとんどです。
しかし スーパーG3モード の通信設定で動作しているFAXでは、時々送受信が失敗することがあります。
では、この スーパーG3モード が設定されているFAXの不具合を直すためには、どのようにすればいいのでしょうか?
FAXの通信設定を【スーパーG3モード】から【G3モード】に変更
業務用FAX あるいは FAX機能 のついた複合機、最新の家庭用FAX などは、スーパーG3モード に対応しているので、FAXの設定も スーパーG3モード がデフォルトで設定されていることが多いのですが、今回ネックとなるのが、この スーパーG3モード の通信速度である「33.6Kbps」だったりします。
「33.6Kbps」よりも遅い通信速度の国際規格として G3モード というものがあります。
この G3モード の通信速度は「14.4Kbps」となっており、スーパーG3モード の通信速度の2分の1以下の通信速度でFAXの送受信を行います。
「14.4Kbps」の通信速度であれば、ひかり電話でも、ほぼ問題なく通信することが可能です。
というわけで、FAXの送受信がうまくいかないときは、FAXの設定を「スーパーG3」から「G3 FAX」に変更しましょう。
最後に
インターネットの普及が進み、FAXの需要は年々少なくなりつつありますが、今でも大事な通信手段の一つです。
ひかり電話などのIP電話サービスの普及がすすみ、FAXで使用する電話回線も、徐々にIP電話やインターネットFAXへと置き換わってきています。
もし、ひかり電話でFAXを使うご予定がある場合は、G3モード に設定することをお忘れなく。
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