「着信音が聞こえにくい!」
その時、どうしますか?
電話機は、今やさまざまな場所で使用されています。
その中には、以下のような場所で使っている場合もあるでしょう。
- 騒音の多い場所
- 着信音が鳴っては困る場所
- お使いの方の中に、耳が聞こえにくい方がいる場合
電話機本体の着信音を最大にしても、なお聞こえにくい場合はどうしたら良いのでしょうか。
また、着信音を鳴らさずに着信を知る方法はあるのでしょうか。
今回はそれを解決する製品の一つとしてフラッシュベルを取り上げ、解説していきます。
1. 着信音が聞こえにくい、または鳴らすと邪魔なケースは?
電話機を使用している環境やお使いの方の状況により、着信音が聞こえにくいというケースは意外とあるものです。
また着信音が邪魔になるケースもあります。
それはどのような場合なのでしょうか。
職場と家庭それぞれについて、考えられる例をいくつか挙げてみましょう。
1-1. 職場で着信音が聞こえにくい、又は鳴らすと邪魔な場合
職場が以下のような環境にある場合、電話の着信音が聞こえにくいことがあるでしょう。
- 幹線道路沿いや繁華街にある(車の走行音等の音が大きい)
- 工場内(機械等の音が大きいことが多く、着信音は目立ちません)
- 従業員の中に耳の聴こえづらい方がいる
また会議室や打ち合わせスペース等、比較的静粛を求める場所においては、電話の着信音が邪魔な場合があります。
1-2. 家庭で着信音が聞こえにくい、又は鳴らすと邪魔な場合
家庭が以下のような環境にある場合、電話の着信音が聞こえにくいことがあるでしょう。
- 幹線道路沿いや繁華街にある(車の走行音等の音が大きい)
- 家族の中に耳の聴こえづらい方がいる
- 掃除機等、大音量を出す電気製品をよく使用している
また以下のような場合は、電話の着信音が邪魔な場合があります。
- 赤ちゃんがいる(着信音で泣き出す場合があります)
- 深夜・早朝(近隣のためにも、なるべく静粛にすることが望ましい時間帯です)
2. 着信音を音や光で知らせる!フラッシュベルの特徴
- 着信音を大きな音で知らせたい場合
- 逆に音で知らせて欲しくない場合
このようなときに役立つのがフラッシュベル。
パイオニアやオーム電機などのメーカーから発売されており、家電量販店等のネットショッピングで購入することができます。
また大規模な家電量販店でも品揃えをしているところがあります。
このフラッシュベルには、以下の特徴があります。
2-1. 着信を大きな音で知らせることができます
フラッシュベルを使用すると、着信を大きな音で知らせることができます。
製品により異なりますが、最大で90dB~102dBまで上げることができます。
- 90dBは騒々しい工場の中と同程度
- 100dBは電車が通る時のガード下と同程度
の音量とされています。
なお、音量は調節可能です。
2-2. 着信を光で知らせることができます
大きな音がよく発生する工場の中や、逆に静粛を求められる場所など、着信を音で知らせることが適切でない場所もあります。
この場合は、着信を光で知らせる機能を使うと良いでしょう。
ビジネスの現場でも家庭でも、目立った形で光を活用する場面は多くはないでしょう。
音で着信を知らせることが適切でない場所でも、光であれば着信を認知しやすいことが多いと思います。
2-3. 光だけ、音だけの使用は可能?
多くの機器では光と音の両方で着信を知らせることができますが、
- 光だけ
- または音だけ
で着信を知らせることも可能です。
光と音それぞれについてスイッチがありますので、
- 光をOFFにすれば音だけ
- 音量をゼロにすれば光だけ
で着信を知らせることができます。
但し、一部の機器では音だけの使用ができない場合があります。
購入前にWebサイト等で製品情報を確認されることをおすすめします。
また、フラッシュベルでは電話機本体の音を調節することはできませんので、電話機本体の音量も併せて調整する必要があります。
3. フラッシュベルを導入した場合に期待できる効果
フラッシュベルを導入した場合は、以下のような効果が期待できます。
なお、着信を音で受ける場合と光で受ける場合で、多少効果は異なります。
3-1. 着信を音で受けることを中心にした場合
3-1-1.
着信音を大きな音に設定しておくことにより、電話機の方を向いていなくても着信をすばやく知ることができます。
これにより電話をスムーズに受けることができ、コミュニケーションの円滑化に役立ちます。
3-1-2.
大きな着信音が必要な場所で、かつ明るい光を出すことが好ましくない場所でも、着信を知ることができます。
3-2. 着信を光で受けることを中心にした場合
3-2-1.
音に頼らず着信を知り、電話を受けることができます。
これにより電話をスムーズに受けることができ、コミュニケーションが円滑に進むことが期待できます。
3-2-2.
騒音の多い場所や静粛を求められる場所では、音の発生源が一つ減ることになります。
これにより、騒音の低減に寄与します。
3-2-3.
耳の聴こえにくい人でも電話を受けられるため、意欲の向上に役立ちます。
4. フラッシュベルを導入する際の注意点
フラッシュベルは音や光で着信を知らせてくれる便利な機器ですが、利用にあたっては注意が必要な点があります。
いくつか解説していきましょう。
4-1. 光か音のどちらを重視するか、予め検討しておきましょう
フラッシュベルの多くの機器は、光と大きな音の両方で着信を知らせてくれます。
そのため、とりあえず購入して、使いながら考えるという方も多いでしょう。
しかし、もともと大きな音が出ている環境の場合は、フラッシュベルの音量を最大にしても効果が無い場合もあります。
逆に、光が出ることが好ましくない環境もあるでしょう。
そのため購入前に、着信を光か音のどちらで知らせることをより重視するか、予め検討することをおすすめします。
4-2. 耳や目に障害を与えないように注意しましょう
フラッシュベルの音量の最大値は、90dBから102dBとたいへん大きくなっています。
この音をずっと聞き続けると、耳に障害を与えるおそれがあります。
音量は調整できますから最大音量にこだわらず、適切な音量で使用するようにしましょう。
また、フラッシュベルの光についても、まぶしくないか事前に確認が必要です。
もし光を見てまぶしい場合は、目に異常を与えないように設置の向きを工夫する等しましょう。
4-3. 電池が必要な機器や、機能に制限があるものがあります
機器によっては、
- 電池が必要なもの
- ACアダプターが使用できるもの
があります。
その一方、電源が不要の製品もあります。
また、着信時に必ず発光してしまう製品もあります。
このように製品によって仕様に違いがありますので、購入前に予めメーカーのWebサイト等で確認することをおすすめします。
4-4. 電話機本体の着信音は、電話機本体での調整となります
フラッシュベルでは、電話機本体の着信音を調整することはできません。
電話機本体の音量スイッチで調整してください。
4-5. 一部の機器は、壁掛けにもできます
フラッシュベルは幅6~7cm、高さが10cm程度ですので、あまり大きくありません。
そのため電話機の側に置いておく方が多いと思いますが、一部の機器は壁掛けにもできます。
特に室内の高いところに設置しておくと、着信した際の光は目立ちます。
より導入の効果を上げるために、設置場所もあわせて検討することをおすすめします。
まとめ~導入効果を上げるために、事前によく検討を~
以上、着信音を音や光で知らせる、フラッシュベルについて説明しました。
フラッシュベルはうまく使うと、ビジネスや家庭で電話を使う際の強い味方となります。
騒々しい工場の中、または着信音を鳴らせない環境においても、着信を逃さず電話に出られることが大きなメリットです。
フラッシュベルの導入効果を最大限にするためには、目的をはっきりさせることが重要です。
- 大きな音にする方が効果があるのか
- または光で知らせた方が効果があるのか
事前によく検討してから購入すると良いでしょう。
また、耳や目に悪影響を与えないよう、使い方にも注意が必要です。
この記事を通して、より電話が使いやすくなることを望んでいます。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございます。