ビジネスフォン・PBXの多機能電話機にシリアル接続アダプタを取り付ければ、PCと多機能電話機間をシリアル接続(RS232C接続)することができます。
シリアル接続アダプタの特徴
シリアル接続アダプタは多機能電話機にシリアルインタフェース(RS-232Cインタフェース)を実装させるためのアダプタです。
PCと多機能電話機間をシリアル接続してCTI連動
多機能電話機にシリアル接続アダプタを取り付ける一番の目的のとしてCTI連動があります。
CTI連動するためのPCと多機能電話機の準備
- 多機能電話機にシリアル接続アダプタを取りつける
- PCにCTI連動用の専用アプリケーションをインストール
- PCと多機能電話機間をシリアルケーブル(RS-232Cケーブル)で接続
CTI連動の動作例
- 外線着信する
- CTI連動した多機能電話機から外線着信に応答する
- CTI連動したPCのディスプレイ上に電話番号に応じた顧客情報がポップアップされる
- 必要に応じて顧客情報に情報を入力・編集する
最後に
シリアル接続アダプタはインタフェースの通信速度、規格が古いこともあり、CTI連動時に使用される機会は減りつつあります。
現在では次のインタフェースが主流になりつつあります。
- USBインタフェース
- LANインタフェース
なおCTI連動するためにはかけてきた相手の電話番号がわかるように次のような電話回線をビジネスフォン・PBXに収容する必要があります。
- ナンバーディスプレイ契約をしたアナログ回線
- ISDN回線(INS64、INS1500)
- ナンバーディスプレイ契約をしたIP回線(ひかり電話、KDDI光ダイレクトなど)
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