- 会社で使っている内線での通話には通話料金がかかるのか?
- もし通話料金がかかるのなら迂闊に内線にかけられない
- それ以前に内線通話をしたことがあるのかどうかよくわからない
会社の内線から相手に電話をかけたときに、
- どの通話が有料で
- どの通話が無料なのか
その違いがよくわからない。
そんな方のために、ビジネスフォンの内線での有料通話と無料通話についてまとめてみました。
同じビジネスフォンの中の内線同士の通話は「無料」
同じビジネスフォンに接続されている内線同士であれば、通話料は「無料」です。
- 内線100 から 内線200 をダイヤルして呼び出す
- 内線200 が応答する
- 内線100 と 内線200 が内線通話になる ※通話料はかかりません
内線の種類には次のようなものがあります。
内線電話の種類
- 多機能電話機
- 一般電話機
- IP多機能電話機
- PHS
- SIP内線
- デュアル携帯端末
同じビジネスフォンに接続されている内線同士での通話であれば、通話料金がかかることはありません。
内線から他社の電話や携帯へかけた場合の通話は「有料」
内線電話から「0発信」などで他社や携帯電話へかけた場合、通話料は「有料」になります。
他社や携帯は電話をかけるときには、ビジネスフォンに収容している外線を使って発信するからです。
外線の種類
- アナログ回線
- ISDN回線(INS64、INS1500)
- ひかり電話
- IP電話(050番号など)
内線電話から「0発信」すると、これらの外線を使って発信することになります。
これらの外線はすべて通話料金が発生します。
内線から他の拠点の内線にかけた場合の通話は「条件による」
他の拠点の内線にかけた場合の通話料金は、拠点間の接続方法により異なります。
VPNなどで接続している場合は、通話料は「定額」
拠点ごとにあるビジネスフォンを IP-VPN や インターネットVPN など、IPネットワークを経由して接続している場合は、通話料は無料になります。
ただし、IP-VPN や インターネットVPN などは、固定IPの月額料金やVPNの月額料金が別途かかるので、正確には「定額通話」と言い換えたほうがいいかもしれません。
市内専用線サービスで接続している場合は、通話料は「定額」
市内専用線サービスを契約して、LDインタフェースでビジネスフォンに接続している場合は通話料は「無料」です。
ただし、月額の基本料金は別途必要となります。
内線通話サービスで接続している場合は、通話料は「有料」
- NTTコミュニケーションズ「メンバーズネット」
- ソフトバンク「ボイスネット」
これらの内線通話サービスを使って他拠点と内線通話を行っている場合は、通話料は「有料」になります。
内線通話サービスの発信操作例
- 受話器を上げる
- 発信特番「8」をダイヤル
- 他の拠点番号「10」をダイヤル
- 相手の内線番号「200」をダイヤル
FMCサービスで接続している場合は通話料は「定額」
- NTT「オフィスリンク」
- KDDI「ビジネスコールダイレクト」
- ソフトバンク「ホワイトオフィス」
これらのFMCサービスで内線通話をしている場合は通話料金は「定額」になります。
このFMCサービスはビジネスフォンの内線電話だけでなく、携帯電話やスマートフォンも内線通話の対象となります。
最後に
ビジネスフォンの内線電話を使った通話には有料通話・無料通話・定額通話など様々な種類があります。
とりあえず同じ建物内での内線同士の通話は無料なので、遠慮せずにバンバン使いましょう。
最後までご覧いただきましてありがとうございます。