最近のビジネスフォンには、ボイスメール機能が標準で実装されることが多くなってきています。
ビジネスフォン内蔵のボイスメールの録音時間は、初実装ではおよそ1~4時間程度となっていますが、通話録音で使うには少し容量不足かもしれません。
初実装のボイスメールだけで通話録音は少し苦しい
ボイスメールの通話録音機能を使っていると、通話時間や録音頻度によっては、あっという間に使い切ってしまうことがあります。
特に外線通話の全自動通話録音などの設定を行うと、それこそ全然容量が足りません。
ボイスメールの容量を拡張するには?
ビジネスフォン内蔵のボイスメールの容量を拡張するには、次のような方法があります。
- 大規模容量タイプのボイスメールパッケージを追加実装する
- 内蔵ボイスメールの専用メモリカードを大規模容量タイプに変更する
これらの拡張を行うと、数百時間程度まで録音が可能になります。
価格はそれなりにしますが。
USBメモリでボイスメールの容量を拡張できるビジネスフォン6機種
最近発売されたビジネスフォンの機種の中には、USBメモリでボイスメールの容量を拡張できるものも登場しています。
メーカー名 | ビジネスフォンの機種名 | ボイスメール | |
初実装 | 16GB・USB拡張後 | ||
サクサ | PLATIAⅡ Standard | 1時間 | 500時間 |
PLATIAⅡ Professional | |||
PLATIAⅡ Ultimate | |||
パナソニック | IP OFFICE SⅡ | ||
IP OFFICE MⅡ | |||
IP OFFICE LⅡ | |||
沖電気 | CrosCore2 Sタイプ | ||
CrosCore2 Mタイプ | |||
CrosCore2 Lタイプ |
メーカー名 | ビジネスフォンの機種名 | ボイスメール | |
初実装 | 16GB・USB拡張後 | ||
サクサ | PLATIA Standard | 1時間 | 500時間 |
PLATIA Professional | |||
PLATIA Ultimate | |||
パナソニック | IP OFFICE S | ||
IP OFFICE M | |||
IP OFFICE L | |||
沖電気 | CrosCore S | ||
CrosCore M | |||
CrosCore L |
これらの機種は、USBメモリでボイスメールの容量を拡張することができます。
残しておきたい録音データは、ビジネスフォンにパソコンをLAN接続することで、録音データを取り込むことも可能です。
今まででしたら、録音データを別途保存したい場合、外付けの通話録音装置を個別に用意したり、通話録音用でビジネスフォンとは別にボイスメールシステムを構築する必要がありました。
しかし、USBメモリで気軽に容量を拡張することができるのでしたら、通話録音にかかるコスト削減もしやすいのではないでしょうか。
USBメモリはメーカー純正品を推奨
ボイスメールの容量拡張に使うUSBメモリは、基本的にはビジネスフォンのメーカーから販売されている純正品での使用が推奨されています。
他社製のUSBメモリを使用した場合には、システムリセットなどの動作不具合が発生することがありますので注意してください。
最後に
ビジネスフォンのボイスメール機能ですが、通話録音で使うには初実装分だけでは、どうしても容量不足になりがちです。
USBメモリで容量を拡張し、残しておきたい録音データに関しては、必要に応じてパソコンでバックアップを取るようにすれば、ボイスメールの通話録音機能をフルに活かすことができるようになります。
通話録音以外にも、ビジネスフォン内蔵のボイスメールには、様々な機能が多数ありますので、ボイスメール関連記事もあわせて参考にされてみてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただきましてありがとうございます。