オフィスでよく使われているビジネスフォンですが、人によって呼び方が全然違うことも少なくありません。
- キーテレホン
- ビジネスホン
- PBX
- 主装置
このように、様々な呼び方をされていますが、どの呼び方が正解なのか、実際のところよくわからない・・・。
ビジネスフォンは、呼び方に明確な決まりがあるわけではありません。
個人的には、システムの容量に応じて呼び方を使い分けているケースが一番多いのではないかと勝手に考えています。
というわけで、ビジネスフォンの呼び方について順番に説明していきましょう。
小規模容量~中規模容量の場合の呼び方
ビジネスフォン、ビジネスホン、ビジホン
「ビジネスフォン」という呼び方は「Business Phone」をそのままカタカナに当てはめた名称になります。
「ビジネスホン」は「ビジネスフォン」よりも馴染みやすい形になっただけと思われます。
「ビジホン」は「ビジネスホン」が省略された形です。
「ビジネスフォン、ビジネスホン、ビジホン」という呼称は、ビジネスフォン主装置や電話機、その他の機器の総称として用いられることが多いです。
オフィスでよく使う電話設備一式をまとめた名称ですね。
ちなみに当サイトでは「ビジネスフォン」で統一しています。
ME(エムイー)、主装置
「ME(エムイー)」という呼び方は「Main Equipment」を短く略したものになります。
そして「主装置」は「Main Equipment」を和訳したものです。
これらの呼称は電話機ではなくビジネスフォン主装置の意味合いで使われます。
キーテレホン、ボタン電話、ボタン
「キーテレホン」は「Key Telephone System」をカタカナにした略称になります。
海外ではビジネスフォンのことは「Key Telephone System」と呼びますので、それにならった日本での呼び方というわけですね。
「キーテレホン」は更に略して「キーテレ」と呼ばれることもあります。
「ボタン電話」は昔の小型ビジネスフォンの名残で、ボタンは外線ボタンのことを指します。
もともとボタン電話と呼ばれる機器が登場するまでは、オフィスで使う内線といえば、一昔前の家庭で使われるような、シンプルな一般電話機しかありませんでした。
ボタン電話(今でいうところの小型のビジネスフォン)が登場してからは、今の多機能電話機ほどではありませんが、外線ボタンと呼ばれる専用のボタンが電話機に実装されるようになりました。
そのボタンにちなんで「ボタン電話」と呼ばれていたわけですね。
あと「ボタン」という呼び方は「ボタン電話」の略称になります。
中規模容量~大規模容量の場合の呼び方
PBX、交換機
PBXは「Private Branch eXchange」の略称になります。
構内交換機は「Private Branch eXchange」を日本語に直したものです。
交換機は構内交換機の呼び方を省略したものです。
他にも「電話交換機」や「電交」と呼ぶこともあります。
様々な呼び方がありますが、意味するところはほぼ同じなので、あまり深く気にしなくてもいいと思います。
最後に
「この人、何のことを言ってんだろう?」とならないためにも、名称をある程度把握しておいたほうがいいかもしれませんね。
人によって呼び方なんて、結構バラバラですからね。
最後までご覧いただきましてありがとうございます。