ビジネスフォンの内線電話、別の線に接続したら番号は変わる?変わらない?

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Q&A
  • 事務所のレイアウト変更に伴い、内線電話を移設したい
  • 自分の席で使っている内線電話を一時的に別の場所で使いたい

 

ナビ子さん
ナビ子さん

このように別の場所でも同じ内線番号で使いたいこともあるかと思います。

 

ビジネスフォンの内線電話を別の場所にある線に接続しても、同じように使えるものなのでしょうか?

 

 

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内線電話機は原則として別の場所にある線につないでも同じようには使えない

NEC DTK-24D-1D(WH)TEL 24ボタンデジタル多機能電話機(WH) DT500Series

ビジネスフォン・PBXに接続して使う内線電話機には、1台1台、個別に内線番号が割り振られています。

 

 

内線番号は接続する「電話線」によって決まる

uxcell モジュラケーブル RJ11 電話ケーブル 12M ホワイト 6P4C オスーオス 電話線 US タイプ スリムモジュラケーブル

ビジネスフォンで使われる内線番号は、基本的には電話機を接続する電話線によって決まります。

 

ナビ子さん
ナビ子さん

一部を除くほとんどのメーカーの機種がそのようになっています。

 

 

(例)内線100の電話機と内線200の電話機を入れ替えてみる

  • 内線100 が接続されていた線内線200 の電話機をつけると 内線100 として動作する
  • 内線200 が接続されていた線内線100 の電話機をつけると 内線200 として動作する

 

 

内線用パッケージの回路1つ1つに対して内線番号が設定されているため

内線電話機はビジネスフォン・PBXに必要に応じて実装される、 内線パッケージ に1台ずつ接続されます。

内線パッケージの基盤には内線電話機を接続するための内線回路が実装されており、その内線回路一つ一つに対して内線番号が設定されています。

 

ナビ子さん
ナビ子さん

建物のいろいろな場所で使われている内線電話機は、その内線回路から電話線を経由して、ダイレクトに接続されているんですね。

 

ゆえに 内線番号=電話線 となるのです。

 

 

IP電話機はどの場所でも同じ内線番号で動作する

日本電気(NEC) Aspire UX 24ボタンIP多機能電話機(ホワイト) ITZ-24D-2D(WH)TEL

通常の電話機は 電話線 に接続して使用しますが、IP電話機 は LAN に接続して使用します。

 

ナビ子さん
ナビ子さん

IP多機能電話機 は LAN 上で動作するため、パソコンと同じように電話機ごとにIPアドレスを設定する必要があります。

 

また、IP多機能電話機にはネットワーク機器ひとつひとつに割り振られたMACアドレスも存在しています。

 

ナビ子さん
ナビ子さん

そしてIP多機能電話機の内線番号は、

  • IPアドレス
  • MACアドレス

に対して設定されることになります。

 

よって、IP多機能電話機の場合、

  • 内線番号=電話線

とはならずに、

  • 内線番号=IPアドレス

もしくは

  • 内線番号=MACアドレス

という考え方になります。

 

ナビ子さん
ナビ子さん

つまり、IP多機能電話機は、ビジネスフォン・PBXに接続されたネットワーク上であれば、どのLANケーブルに接続しても同じ内線番号で使えるのです。

 

 

NTTのアルファシリーズの電話機もどの場所でも同じ内線番号で動作する

A1-(24) STEL-(1)(K)

NTTが販売しているアルファシリーズの電話機も、IP多機能電話機と同じように、どの場所で接続しても同じ内線番号で動作します。

 

アルファシリーズの電話機は、IP多機能電話機のようにLANに接続するのではなく、電話線に接続します。

 

内線パッケージの内線回路に電話線を接続して、その先に電話機を取り付けるところまでは他のメーカーと同じです。

一つ違うのは、アルファシリーズの電話機の場合、内線番号を決定付けるのは内線回路ではなく、TEN番号だということです。

 

このTEN番号は、電話機の背面にあるロータリースイッチの数字を組み合わせる ことで設定します。

 

 

TEN番号と内線番号の設定例

  • TEN番号 001内線100 を設定
  • TEN番号 002内線101 を設定

 

上記の例の場合、電話機背面のロータリースイッチを 001 に合わせれば、どの内線回路につながっているどの電話線にさしても 内線100 で動作することになります。

 

ナビ子さん
ナビ子さん

TEN番号002に関しても同様です。

 

 

最後に

ビジネスフォン・PBXでお使いの内線電話機は、ほとんどの場合【電話線=内線番号】となっています。

 

原則として、今使っている電話機を違う場所で、同じ内線番号で使いたい場合は、電話線の接続元を変更する必要があります。

 

 

ですので、【電話線=内線番号】という設計のビジネスフォンの電話機は、別の電話線につないだところで、同じ内線番号で使えるようにはなりません。

 

ただし、

  • NTTのアルファシリーズの電話機
  • IP多機能電話機

の場合は、【電話機=内線番号】となっています。

 

だから、どの電話線、あるいはどのLANケーブルに接続しても、同じ内線番号として変わらずご利用いただけます。

 

結論としては、

  • 【電話線=内線番号】の場合は、別の場所だと内線番号が変わる
  • 【電話機=内線番号】の場合は、別の場所でも内線番号が変わらない

ということになります。

 

ただ、電話機の移設に関しては、ビジネスフォン工事会社による作業が必要なケースが出てくることもあるでしょう。

 

迂闊にケーブルの抜き差しを繰り返していると、もとに戻せなくなることもありますので、ご注意ください。

 

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最後までご覧いただきましてありがとうございます。

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