「専用線着信」は専用線で接続された他拠点のビジネスフォン・PBXの内線電話機から専用線経由でかかってくる着信のことです。
専用線で接続された他拠点のビジネスフォン・PBXの内線電話機から専用線で着信
事業所が複数ある場合、それぞれの事業所に設置されているビジネスフォン・PBXを専用線で接続することがあります。
拠点間のビジネスフォン・PBXを専用線で結ぶと異なる拠点間でも内線を直接呼び出すことが可能になります。
専用線経由で呼び出された内線は通常の内線着信と同じように着信します。
内線を直接呼び出すので着信した内線は受話器を上げるだけで専用線着信に応答できます。
専用線の動作例
- 内線電話機の受話器を上げる
- 専用線発信特番 (たとえば8) をダイヤル
- 相手拠点のビジネスフォン・PBXの拠点番号 (たとえば10) をダイヤル
- 相手拠点の内線番号 (たとえば200) をダイヤル
- 専用線を経由して相手拠点の内線200を呼び出す
- 内線200が専用線着信に応答すると通話状態になる
「専公接続」専用線を経由後、他拠点のビジネスフォン・PBXに収容している外線を使って外線着信する
専用線は内線を呼び出すだけでなく設定次第では外線を呼び出すこともできます。
- 内線電話機の受話器を上げる
- 専用線発信特番 (たとえば8) をダイヤル
- 相手拠点のビジネスフォン・PBXの拠点番号 (たとえば10) をダイヤル
- 相手拠点のビジネスフォン・PBXの外線発信特番 (たとえば0) をダイヤル
- 相手の電話番号 (○○-○○○○-1111) をダイヤル
- 相手拠点のビジネスフォン・PBXに収容している外線を使って ○○-○○○○-1111 を呼び出す
- ○○-○○○○-1111 に専用線経由で外線着信する
- ○○-○○○○-1111 が着信に応答すると通話状態になる
このように専用線から公衆網へ接続することから「専公接続」と呼びます。
昔は「専公接続」は法律で規制されていたのですが、1996年に解禁されてからは自由に利用することが可能となっています。
この「専公接続」を利用することで、電話をかける相手により近い場所から電話をかけることができます。
「公専接続」ビジネスフォン・PBXに収容している外線を呼び出した後、専用線経由で専用線着信する
「専公接続」は公専接続の逆で外線から専用線に接続するかたちになります。
- 携帯電話から支店Aの電話番号「○○-○○○○-2222」に電話をかける
- 支店Aのビジネスフォン・PBXに外線着信する
- 支店Aのビジネスフォン・PBXの設定により支店A~本社間を接続している専用線に自動的に接続する
- 専用線を経由して本社のビジネスフォン・PBXの多機能電話機の仮想内線ボタン (内線4000) に専用線着信する
- 専用線着信している仮想内線ボタン (内線4000) を押すと着信に応答、通話状態になる
最後に
専用線着信は異なる拠点間同士でも内線番号を指定して着信します。
閉番号で異なる拠点間でも内線番号だけをダイヤルするだけで呼び出すように設計することも可能です。
使用者は専用線という意識をせずにより便利につかうことができるわけですね。
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