ソフトバンク、PHSの新規契約・機種変更終了を発表!その影響と注意すべきポイントについて

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デジタルコードレス電話機(PHS)

2017年4月20日に、ソフトバンクから「“ワイモバイル”で提供中の一部料金プランなどの受付停止について」プレスリリースがあり、これを受けて日刊工業新聞等、複数のメディアにより「PHSの新規契約・機種変更を2018年3月で終了」等の報道がありました。

 

該当の方には、ソフトバンクから「携帯電話乗り換えのご案内」のようなお知らせが多く届いているのではないでしょうか。今回はこの発表を受けて、どのような影響があるか、また注意すべきポイントは何かを解説していきます。

 

 

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1. PHSサービスを提供する事業者は?

現在PHSサービスを提供する事業者は、ソフトバンク1社のみとなっています。

 

2010年1月にNTTドコモがPHS事業から撤退して以降、PHSサービスはウィルコム1社のみの運営となっていました。

 

その後数度の合併や社名変更を経て、現在はソフトバンクがサービスを提供しています。

 

今回はPHSの新規受け付け、PHSへの機種変更サービスが終了となります。

 

これにより2018年4月1日以降、PHSの契約はできないこととなります。

 

 

2. PHSはどのようなところで利用されている?

 

 

2-1. 外線(携帯電話の代わり)としての利用

日刊工業新聞は、2016年9月時点での契約件数を約370万件と報じています。

 

結構な契約数がありますが複数台持ちのユーザーもいますので、メイン端末として使われているPHSはこれよりも少ないでしょう。

 

 

2-2. 内線としての利用

PHSは、入院設備を有する医療機関等で多く使われています。

 

病院に行くと、「医療用PHS」等のストラップがついた電話を持つ医療スタッフを見かけた人もいらっしゃると思います。

 

また、ナースコールと連動して使っているところも多いでしょう。

 

携帯電話よりも電波が弱いため、医療機器への影響が少ないことが採用の理由とされています。

 

 

3. 今回の報道発表の影響は?

3-1. 2018年4月以降、いつでも発生しうる問題点

今回のプレスリリースにより、2018年4月以降は以下の問題が発生することとなるでしょう。

 

  1. PHSの台数を増やしたくても、購入できない
  2. PHSが故障しても、交換できない
  3. PHSの料金プランを変更できない

 

このうちPHSを外線通話、つまり普通の携帯電話のようにお使いの方は、携帯電話に機種変更することで問題が解決できるでしょう。

 

この機会にMNPも検討しても良いかもしれません。

 

問題は病院など、PHSを内線で使っている事業者です。

 

2018年4月1日以降はソフトバンクからPHSを購入することができなくなりますから、機器の調達や故障時の交換に支障が生じるおそれがあります。

 

 

3-2. PHSは使い続けられるのか?

報道発表によると、「現在ご利用中のお客さまについては、今後も継続してご利用いただけます。」とあります。

 

従って、現在PHSを利用している方は2018年4月1日以降も引き続き使用できます。

 

但し携帯電話業界では、新規ユーザーを優遇することが常とされています。

 

その新規受け付けを終了するということは、PHSには力を注がないという意思表示の現れともいえるのではないでしょうか。

 

利用者数が少ないサービスは終了するという流れから見ても、遠からずPHSサービスは終了するものと思われます。

 

 

4. まとめ~PHSに代わる機器への乗り換え検討を始めましょう~

今回の発表で最も影響が大きいのは、PHSを内線で使っている方、とりわけ病院等の事業者ではないでしょうか。

 

2018年4月1日以降はソフトバンクからPHSを購入できなくなりますから、事業に支障が生じるかもしれません。

 

将来予測されるPHSサービス終了への備えも含めて、必要に応じて代替プランを検討する必要があるでしょう。

 

また、PHSを携帯電話の代わりとしてお使いの方でこれから契約更新月を迎えるという方は、この機会にMNPを検討されるのも良いかもしれません。

 

他社へ乗り換えるも良し、もちろんソフトバンクやワイモバイルの携帯電話が向いている方もいるでしょう。

 

じっくり比較検討し、あなたに適した携帯電話への乗り換えを検討してみてください。

 

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