ビジネスフォン・PBXを取り替えることになったが、電話機は流用したい。
そんな要望も少なくないと思います。
ビジネスフォン・PBXの電話機を流用できることもある
ビジネスフォン・PBXを取り替える時には、通常は電話機もセットで取り替えることが多いです。
ところが中には既設電話機をそのまま流用して、ビジネスフォン・PBXの本体部分のみ取り替えるケースもあります。
流用できることがある端末機器(電話機など)
一般電話機
一般電話機はビジネスフォン・PBXに関係なく、一般家庭でも使われる電話機なので、特に機種に依存することはありません。
多機能電話機
多機能電話機はビジネスフォン・PBXと基本的にはセットになっているのですが、同じメーカーの同じシリーズの機種などでは旧シリーズの電話機の接続をサポートしているケースがあります。
PHSアンテナ
PHSアンテナもビジネスフォン・PBXとセットになっていることが多いのですが、同じメーカーの同じシリーズの機種などでは、流用が可能なケースもあります。
PHS子機
自営標準のPHS子機
自営標準のPHS子機であれば、よほどのことが無い限りはメーカー、機種を問わずに流用することが可能です。
ただし、異なるメーカーのPHS子機を流用する場合は事前に動作検証をすることをおすすめします。
液晶画面の内線の表示や分割発呼の可・不可など、動作を完全にサポートできないことがあるからです。
多機能PHS子機
多機能PHSなどは、同じメーカーの同じシリーズの機種に限定されます。
ドアホン
ドアホンも流用できることが多いですが、メーカーが異なると正常に動作しないことがあるので、事前に動作検証が必要になります。
ドアホン自体は安価なものなので、ビジネスフォン・PBX取替時には同じように取り替えておいたほうがいいでしょう。
あとから故障して取り替え、というようなことになると、
パッケージ(基板)を流用できることもある
電話機などの端末だけでなく、ビジネスフォン・PBX本体に実装するパッケージ(基板)を流用できるケースもあります。
あまりおすすめはしませんが。
最後に
流用できる・できないに関しては、メーカーのスタンスによるところが大きいです。
全く互換性のない機種をリリースし続けるメーカーもあれば、2世代・3世代あるいは4世代くらいまでの電話機をサポートしている機種を出し続けているメーカーもあります。
基本的にはシリーズの系統がかわると互換性が失われることが多いのですが。
もし電話機を流用して、引き続き利用されるのであれば、ビジネスフォン工事会社に確認を取った上で、導入する機種を選択すると良いでしょう。
最後までご覧いただきましてありがとうございます。