ブリッジパッケージは、従来のレガシー系の端末・回線と、IP系の端末を相互接続するために必要となる基板です。
【1】ブリッジパッケージで、レガシーとIPの橋渡し
ブリッジパッケージの役割の1つに、レガシー系とIP系の橋渡しがあります。
レガシー系の回線・端末
- アナログ回線
- 専用線 (OD、LD、TTC2Mなど)
- 一般内線
- 多機能内線
- PHS
- ドアホン
- ページング (構内放送)
IP系の端末
- IP多機能電話機
- IP-BS (PHSアンテナ)
- 無線LAN端末
- SIP電話機
上記のような、レガシー系とIP系が混在している構成のときに、ブリッジパッケージが必要となります。
逆に次のような通話であれば、ブリッジパッケージは必要ありません。
ブリッジパッケージが不要な通話
- IP系の回線・端末同士での通話
- レガシー系の回線・端末同士での通話
【2】ブリッジパッケージでIP系の端末の通話チャネルを増やす
IP系の端末は、ブリッジパッケージのポート数に応じた台数を接続します。
たとえばIP多機能電話機が80台あれば、80ポート分のブリッジパッケージをビジネスフォン・PBXに実装します。
【3】ブリッジパッケージは統合されて、無くなる傾向にある
ブリッジパッケージは、これらのIP系のパッケージに統合されて、除々になくなる傾向にあるようです。
IP系の回線・端末が接続されるパッケージ
- VOIPパッケージ
- ルーターパッケージ
- IP回線専用パッケージ (ひかり電話、KDDI光ダイレクトなど)
- SIP専用線パッケージ
【4】ブリッジパッケージ1枚あたりのポート数
- 8ポート
- 16ポート
- 32ポート
【5】ブリッジパッケージによく付けられる型番
- BRGI
- IPAD
- IPL
最後に
ブリッジパッケージはIP系の回線・端末に欠かすことのできないパッケージですが、他のIP系のパッケージに統合されつつあります。
1枚の独立したパッケージとしてではなく、他のIP系のパッケージに、オプションとして取り付ける形として残り続けるのかもしれませんね。
↓↓ 電話とネットのコストを削減! 今すぐチェック!! ↓↓
最後までご覧いただきましてありがとうございます。