ビジネスフォンをリース契約したつもりが、なぜかルーターにもリース料が発生。
そんなことはありませんか?
- 「電話とインターネットを光回線に一本化」と提案される
- ひかり電話を使うためには、新しいビジネスフォンが必要と言われる
- 光回線用のルーターが必要と言われる
- そのルーターにはリース料がかかるらしい
このような営業を受けた経験がある、あるいは今まさに提案されている最中の方は、是非参考にしてください。
というわけで、順番に説明していきましょう。
ビジネスフォンとルーターの使用用途は?
ビジネスフォンとルータの使用用途について、具体例を上げて説明しましょう。
ビジネスフォンの使用用途の例
- ひかり電話3ch/2番号を契約
- 代表用の電話番号で2ch/1番号を利用
- FAXで1ch/1番号を利用
ビジネスフォンとひかり電話の組み合わせとしては、割とオーソドックスな構成ですね。
光回線用?のルーターの使用用途の例
- インターネットで利用
- 無線LAN(Wi-Fi)を内蔵
- VPNやファイアウォールなどの機能はナシ
これまた、いたってオーソドックスな用途ですね。
上記の使用用途の構成でリースを組んだとしましょう。
新品ビジネスフォン、40万円の7年リースで7,480円
新品ビジネスフォン(機器代、工事費込)を40万円の7年リースを組んだとします。
ビジネスフォン(新品)の構成は次の通りとします。
- ビジネスフォン主装置
- 多機能電話機 × 5台
- 内線FAX × 1台(FAXは既設流用)
- ひかり電話(アナログ接続)3回線をビジネスフォンに収容
仮に次の条件でビジネスフォン(新品)のリースを組んだとしましょう。
- リース期間:7年
- 物件価格:40万(工事費込)
- リース料率:1.87%
その結果、ビジネスフォン(新品)のリース料金は次のとおりです。
- 支払回数:84回
- 月額リース料:7,480円
- 総リース料:628,320円
ということで、ビジネスフォンの月額リース料は7,480円とのこと。
上記の構成であれば金額の増減は多少あるでしょうが、妥当なリース料の範囲内。
工事内容にもよりますが、上記の構成内容で月額リース料が1万円を超えるようであれば、契約内容を精査したほうが良いでしょう。
光回線用のルーター?6年リースで5,610円?
さて光回線用?のルーターのリースリース料金は下記の通りです。
- 支払回数:72回
- 月額リース料:5,610円
- 総リース料:403,920円
ルーターの月額リース料金は5,610円。
総額だと403,920円。
ルーターで403,920円!?
一体どんなルーターなの?
ルーターといってもピンからキリまであるわけですが、家電量販店で売っている一般的なルーターの価格はせいぜい数千円程度。
無線LANもほとんどの機種で内蔵されています。
少しスペックの高いものでも数万円も出せば十分です。
数十万もするようなルーターを導入する事は、今回の構成ではまずありません。
では、本当に数十万もするようなルーターを導入するのか?
いいえ、実際は数千円程度で買えるルーターだったりします。
ルーターのリース契約は詐欺の疑いあり!
定価数千円程度のルーターにリース契約。
嘘のような話ですが、実際にこのような詐欺まがいの事が横行しているのです。
業務用の高価なルーターはともかく、数千円~数万円のルーターにリース契約?
まずありえませんね。
最後に
ルーターに限らず、何でもかんでもリース契約にこぎつけようとする業者を信用してはいけません。
「電話やインターネットの知識に疎い」と業者に思われてしまうと、特に付け込まれやすくなります。
複数の業者や、インターネット、知人などから情報を収集した上でリース契約。
これが基本です。
軽はずみにリース契約を結んでから、後悔しても遅いですからね。
最後までご覧いただきましてありがとうございます。