通話料金管理パッケージは、ビジネスフォン・PBXに収容された外線の通話料金を、内線ごと、グループごとなどで管理する時に必要となる基板です。
【1】通話料金管理パッケージで内線・外線の通話料金を把握
通話料金管理パッケージはビジネスフォン・PBXの1システムにつき1枚実装します。
ビジネスフォン・PBXの機種によっては、CPUパッケージが通話料金管理を行うこともあります。
通話料金管理パッケージを、ビジネスフォン・PBXに実装することで、次のようなことができます。
ビジネスフォン・PBXに収容している外線 (アナログ回線、ISDN回線、IP電話) の通話料金情報を蓄積できる
蓄積した通話料金情報を内線毎、グループ毎、ID番号毎といった形で、集計を簡単に取ることができる
明細料金管理を行うことで、相手先の電話番号を含めた情報も管理できる
【2】通話料金管理での金額と、実際の請求金額は一致しない
蓄積した通話料金情報は、実際に請求される金額とは必ずしも一致するわけではありません。というか、まず一致しません。
正確な料金を把握するというよりも、だいだいの感じをつかむ、あるいは通話料金を複数の内線やグループで按分する、というスタンスで導入されるケースが多いです。
【3】通話料金管理パッケージに接続できる外部機器
通話料金管理パッケージは、単体で動作することもあれば、外部に機器を接続することもあります。
外部プリンタを接続 (必要に応じてプリントアウトする)
通話料金管理用のパソコンを接続 (パソコンに通話料金管理情報を蓄積する)
USBメモリを接続 (通話料金管理情報を蓄積する)
【4】蓄積した通話料金情報の管理方法
ビジネスフォン・PBXに蓄積された通話料金情報は、次のように管理していくことになります。
- パッケージに接続された外部プリンタから、定期的にプリントアウトする
- パッケージに接続された通話料金管理用のパソコンに蓄積された通話料金情報を外部メディアに保存
- パッケージに接続されたUSBメモリを、定期的に別のメディアに保存
【5】通話料金管理パッケージに蓄積できる通話料金の件数
- 10,000件
- 20,000件
- 30,000件
【6】通話料金管理パッケージによく付けられる型番
- MRG
- AP
- SMDR
最後に
通話料金管理は、複数の会社でビジネスフォン・PBXを共有している場合や、ホテルの客室やレンタルオフィスなどで、内線電話機ごとに通話料金を管理したい時に導入されることが多いです。
最近では、さまざまな電話回線が導入されるようになってきたことから、ビジネスフォン・PBXで通話料金管理を行うことが難しくなってきています。
- 050番号のような無料通話ができるIP電話を導入している
- FMCサービスのような定額通話が可能なサービスを利用している
- 大口割引サービスを受けている場合
そもそも通話料金管理自体を行うケースが減ってきているため、専用の通話料金管理パッケージの製造をしていないメーカーもあります。
携帯の無料通話もありますしね。
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