電話機が故障した!ビジネスフォンの電話機故障取り替え時の注意まとめ

ビジネスフォンの電話機を故障などで取替える事が少なからずあるかと思います。

ビジネスフォンでもっともよく使われている種類の電話機は、電話線に接続するタイプの多機能電話機になります。

いわゆる定番の電話機ってやつですね。

この電話線に接続するタイプの多機能電話機は、基本的には、故障した電話機と同じ型番の電話機を差し替えるだけで、同じように使用できるようになります。

しかし、一部の多機能電話機では少し設定を変更しなければ、同じように使うことができない機種もありますので、そこは注意しないといけません。

というわけで、電話機を取り替えるときの注意点について、順番に説明していきましょう。

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多機能電話機本体の使用モードの切替が必要なときがある

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多機能電話機の機種によっては、電話機本体の使用モードを変更しないと、取替前と同じように使えないこともあります。

外線ボタン(ファンクションボタン)のキーモードを切り替える(外線ボタンを一部ワンタッチボタンとして使用するなど)

一番たくさんついている外線ボタン(ファンクションボタン)を、いくつかのモードに切り替えて使うことができる、いわゆる「キーモード」機能をもっている多機能電話機もあります。

このキーモードを初期設定状態のまま運用している場合は、何の変更も必要ありません。

逆に、このキーモードを初期値から変更して運用している場合は、多機能電話機を接続してから設定を変更する必要があります。

(例)30個の外線ボタン(ファンクションボタン)がある多機能電話機のキーモード

  • 20個の外線ボタン + 10個のワンタッチボタン【初期設定】
  • 25個の外線ボタン + 5個のワンタッチボタン
  • 30個の外線ボタン(ワンタッチボタンは無し)

たとえば、キーモードを30個の外線ボタンとして運用中の多機能電話機を、故障で取り替えた場合、取替後の多機能電話機は初期設定である「20個の外線ボタン+10個のワンタッチボタン」として動作します。

10個のワンタッチボタンの部分になんらかの機能が割り付けられている場合、そのボタンはワンタッチボタンとしてしか使えません。

取替の際には、キーモードが正しいかどうか、外線ボタンをすべて押して動作を確認するようにしましょう。

液晶のバックライト色を変更する

多機能電話機の待機中の液晶画面のバックライト色が何パターンかに切り替えられるタイプの機種もあります。

液晶のバックライト色を初期値から変更して使っている場合、取替後の多機能電話機は初期値で動作するので、設定を取替前に合わせる必要があります。

NTTのα(アルファ)シリーズはロータリースイッチに注意

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NTTのα(アルファ)シリーズは電話機を交換する際に、電話機背面のロータリースイッチを設定する必要があります。

ロータリースイッチの番号によって内線番号が決まる

NTTのα(アルファ)シリーズは、他メーカーの機種と異なり、電話線ではなく電話機本体の設定によって内線番号が変わってきます。

取替え前の電話機と同じ内線番号を使いたいのであれば、取替え前の電話機背面のロータリースイッチを同じように設定してから電話線に接続することで、はじめて同じように使うことができるようになります。

ロータリースイッチを合わせずに接続してしまうと・・・

ロータリースイッチを合わせずに電話線に接続してしまうと次のようなことになります。

  • 別の内線番号で立ち上がってしまう
  • 立ちあがらない

ロータリースイッチのメリット・デメリット

メリット
  • α(アルファ)シリーズの電話機は多機能電話機の電話線であれば、どの線に差しても同じ内線番号で使える

デメリット
  • 電話機背面のロータリースイッチに気を配る必要があるので、電話機ごとの把握が必要

α(アルファ)シリーズ以外の多機能電話機は、ロータリースイッチが無い(一部例外はあります)ので、何も気にせずに同じ型番の電話機を差し替えるだけでOKです。

逆に接続する電話線によって内線番号は変わってくるので、どこに差しても同じ内線番号で使う、ということはできません。

とにかくα(アルファ)シリーズはロータリースイッチに注意しましょう。

停電用の多機能電話機に注意

NX2-(24)APFSTEL-(1)(W) NTT NXⅡ アナログ停電電話機

停電用の多機能電話機は通常の多機能電話機とパッと見だけでは判別が難しい

停電用の多機能電話機の見た目は、通常の多機能電話機と外観がほとんど同じなので、パッと見ただけでは見分けがつかないことが多々あります。

停電用の多機能電話機が故障して交換した際に、気付かずに普通の多機能電話機を取り付けてしまった、なんてことになりかねません。

停電用と普通の電話機ではケーブルの接続が異なります

「停電用の多機能電話機」は「多機能ライン+停電ライン」が接続されるので、「通常の多機能電話機」よりも接続される芯線数が多くなります。

芯線数が多くなるにつれてケーブルの種類も異なってくることもあります。

通常の多機能電話機の接続
  • 2芯 スター接続
  • 4芯 バス接続(L1・L2・L3・L4結線)

停電用の多機能電話機の接続
  • 4芯 スター接続
  • 4芯・2芯 スター接続・合計2本接続
  • 6芯 スター接続
  • 6芯 バス接続
  • 8芯 スター接続
  • 8芯 バス接続

6芯までの電話線(モジュラーケーブル)であれば、通常の多機能電話機を接続しても使えることができます。

逆に6芯までの電話線(モジュラーケーブル)に接続していた停電用電話機を、通常の多機能電話機が接続されていた電話線(モジュラーケーブル)に接続しても使えます。

ただし、停電時に停電用ラインが接続されることがないので、いざ停電になった時にはただの「使えない多機能電話機」になるだけです。

そうならないためにも、故障した停電用の多機能電話機と同じ型番の電話機を用意しなければならないのです。

また、停電用の多機能電話機をただしく接続していても、いざ停電になったときに正常に動作しないこともあります。

アナログ回線の停電電話機は回線種別を合わせる

停電用のラインがアナログ回線の場合は、停電用の多機能電話機の回線種別を合わせる必要があります。

  • ダイヤル回線なら「DP」
  • プッシュ回線なら「PB」

アナログ回線用の停電電話機には、DP/PBの切り替えスイッチがどこかについているので、接続するアナログ回線の回線種別に応じて、適切にDP/PBのスイッチを合わせるようにしましょう。

IP多機能電話機は電話機とビジネスフォン主装置側で設定が必要

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IP多機能電話機の場合は、故障したらただ交換すればいい、というわけにはいきません。

IP多機能電話機は電話機そのものに対しての設定が必要になってくるからです。

IP多機能電話機側の設定

IPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイなど

IP多機能電話機はLAN上で動作するので、パソコン等と同じように下記の項目の設定が必要となります。

  • IPアドレス
  • サブネットマスク
  • デフォルトゲートウェイ

それ以外にも様々な項目の設定が必要となります。

これらはビジネスフォン工事会社が設定します。

ビジネスフォン主装置側の設定

IP多機能電話機はネットワーク端末のひとつなので、パソコンやプリンタ等と同じように「MACアドレス」という固有のアドレスが振られています。

ビジネスフォン主装置側はこの「MACアドレス」に対して「IPアドレス」や「内線番号」を紐付けて管理しています。

そのため、IP多機能電話機を取り替えると、当然「MACアドレス」も変わることになるわけですから、ビジネスフォン主装置側でも登録している「MACアドレス」を変更しなければならいのですね。

これらもやっぱりビジネスフォン工事会社が設定します。

一般電話機は回線種別の設定が必須

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一般電話機を故障で取り替える際は、回線種別の設定が欠かせません。

一般電話機はアナログ内線として使用するわけですが、アナログ内線にも回線種別があります。

  • ダイヤル信号の場合は、DP
  • プッシュ信号の場合は、PB(もしくはMF)

これらの回線種別を合わせておかないと、着信を受けることができても、発信することができなくなるので、取替後はすぐに発信できるかどうかを確認するようにしましょう。

ワンタッチボタンの登録が必要な場合もある

一般電話機にワンタッチボタンがついている場合は、取替後の電話機にも同じように登録しなければなりません。

電話業務でよく使われる特番をワンタッチボタンに登録しているようなケースでは、取替後も同じように登録しておかないと、業務に支障をきたしてしまうこともあります。

取り替える前にワンタッチボタンの登録操作の方法や、登録されている内容を調べておくことをおすすめします。

PHSの故障取替時は、PHSとビジネスフォン主装置側の設定が必要

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PHSを故障で取り替える場合は、PHSとビジネスフォン主装置側の双方の設定が必要となります。

ビジネスフォン主装置側の設定

PHSには【PS-ID】という9桁の固有の番号が割り当てられています。

PHSを故障で取り替えると、この【PS-ID】も当然変わることになります。

ビジネスフォン主装置側では、この【PS-ID】と【PHSの内線番号】を紐付けて管理しているので、PHSの取替の際には、PS-IDを新しい番号に変更しなければなりません。

PS-IDの設定を変更したあとは、PHSアンテナから取替後のPHS子機に対して「エア書き込み」を実施することで、内線として使えるようになります。

PHS子機側の設定

PHS子機側は、故障したPHS子機と同じように各項目を設定します。

  • 日時・時刻の設定
  • 着信音、バイブレータの設定
  • PHS子機が保持している短縮の再登録
  • 履歴発信時の特番の自動付加(0発信など)

次にPHS子機で「SOモード」の操作を行い、ビジネスフォンに接続されているPHSアンテナから「エア書き込み」でPHS子機にビジネスフォン固有のSYS-IDなどの情報を書き込みます。

PHSに情報を書き込むことで、はじめて内線として使えるようになります。

最後に

このように、故障などでビジネスフォンの電話機を取り替える必要がある場合には、単純に新しい電話機に取り替えるだけで済むこともあれば、ビジネスフォン工事会社による作業が必要になるケースもあります。

故障での電話機の取替時には、いくつかの注意点があることに気をつけるようにしましょう。

最後までご覧いただきましてありがとうございます。

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