ビジネスフォンの電話機での通話時に相手の声が聞こえなくなる、といった症状が発生することがあります。
原因として真っ先に考えられるのが「受話器の不良」だと思いますが、他にも考えられる原因がいくつかあります。
- カールコードの不良
- 電話機本体の不良
- 内線、外線、専用線回路の不良
- ビジネスフォン本体の不良
などなど、「受話器の不良」以外にも、障害の原因となる要素はあるのです。
というわけで、ビジネスフォン設置業者を呼ぶ前に、自分たちでも確認できることがあります。
【01】受話器が故障
- 不具合のある内線【A】の受話器を上げて、内線トーンが聞こえるかどうか確認する
- 【A】の受話器からトーンを聞き取れない
- 近くの正常な内線【B】と内線通話してみる
- 【A】の受話器から【B】の声は聞こえないが、【B】の受話器から【A】の声は聞こえる
- 【A】と【B】の受話器部分を入れ替えて、もう一度【B】と内線通話してみる
- 【A】の受話器から【B】の声が聞こえるが、【B】の受話器から【A】の声は聞こえない
- 【A】の受話器不良と断定
受話器が故障しているとわかれば、受話器のみ取り寄せるだけで済むので、技術者の派遣費用が発生することはありません。
【02】受話器のカールコードが不良
- 不具合のある内線【A】の受話器を上げて、内線トーンが聞こえるかどうか確認する
- 【A】の受話器からトーンを聞き取れない
- 近くの正常な内線【B】と内線通話してみる
- 【A】の受話器から【B】の声は聞こえないが、【B】の受話器から【A】の声は聞こえる
- 【A】と【B】の受話器のカールコード部分を入れ替えて、もう一度【B】と内線通話してみる
- 【A】の受話器から【B】の声が聞こえるが、【B】の受話器から【A】の声は聞こえない
- 【A】の受話器のカールコード不良と断定
カールコード不良であれば、カールコードを取り寄せるだけで済むので、技術者の派遣費用が発生することはありません。
【03】電話機本体が故障
- 不具合のある内線【A】の受話器を上げて、内線トーンが聞こえるかどうか確認する
- 【A】の受話器からトーンを聞き取れない
- 近くの正常な内線【B】と内線通話してみる
- 【A】の受話器から【B】の声は聞こえないが、【B】の受話器から【A】の声は聞こえる
- 【A】と【B】の電話機を入れ替えて、もう一度【B】と内線通話してみる
- 【A】の受話器から【B】の声が聞こえるが、【B】の受話器から【A】の声は聞こえない
- 【A】の電話機故障と断定
電話機本体の故障であれば、ビジネスフォン工事会社から電話機を購入する必要があります。
【04】ビジネスフォン主装置の内線回路の不具合
- 不具合のある内線【A】の受話器を上げて、内線トーンが聞こえるかどうか確認する
- 【A】の受話器からトーンを聞き取れない
- 近くの正常な内線【B】と内線通話してみる
- 【A】の受話器から【B】の声は聞こえないが、【B】の受話器から【A】の声は聞こえる
- 【A】と【B】の電話機を入れ替えて、もう一度【B】と内線通話してみる
- 【A】の受話器から【B】の声が聞こえないが、【B】の受話器から【A】の声は聞こえる
- 電話機の故障ではなく、ビジネスフォン主装置の内線回路の不具合が考えられる
ビジネスフォン主装置の不具合が原因と考えられるので、ビジネスフォン工事会社に対応してもらう必要があります。
最後に
このように順番に障害部分を切り分けて、最終的に悪い部分を特定していきます。
障害部分を切り分けていく過程で、一時的に障害が直ることも、無きにしも非ず、です。
障害部分を自分達で切り分けて特定することで、機器を取り寄せるだけで済む場合もありますし、作業員の派遣費を少しでも抑えられることもあります。
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