電話は生活に欠かせないものです。
最近は携帯電話だけの家庭も増えているとはいえ、固定電話があるご家庭も多いでしょう。
またオフィスではほとんどの事務所で電話機が使われています。
ところで家庭やオフィスにおいて、電話の手入れをきちんと行っている方は少ないのではないでしょうか。
手入れを怠ると、最悪の場合は火災につながることもありますから、定期的に手入れをしたいものです。
ここでは、電話機の正しいお手入れの方法を説明します。
1. 手入れの方法
手入れの方法は
- 本体
- ACアダプターや電源プラグ
- 電話機コード
- 子機がある場合は充電池
の4項目に分けられます。
それぞれの手入れの方法を解説していきましょう。
1-1. 本体
快適に使うためには、親機・子機とも、本体をきれいにしておくことは欠かせません。
通常のお手入れは、乾いた布でふきとれば良いでしょう。
子機の場合は充電端子もありますので、この汚れは乾いた布や綿棒などでふき取ります。
汚れがひどい時の対応方法は、機種によります。
- 固く絞った布や化学ぞうきん
- アルコール
が使えるかどうかは、お持ちの機種の取扱説明書にてよくご確認ください。
なお、
- ベンジンやシンナー等の揮発溶剤
- 洗剤など
は本体を傷める原因となりますので、使わないようにしましょう。
1-2. ACアダプターや電源プラグ
ACアダプターや電源プラグのお手入れは重要です。
プラグの刃の部分にほこりがついていると、これが原因で発火するおそれがあります。
いわゆるトラッキング現象と呼ばれている現象です。
対策としては、以下の2点を行うことが大切です。
- ACアダプターや電源プラグは、きちんと奥まで差し込む
- ACアダプターや電源プラグは定期的に抜いて、乾いた布などでほこりをきれいに取り除く
なお電話機を水気の多いところで使うと、感電の恐れもあります。
乾いた場所で使うようにしましょう。
1-3. 電話機コード
お手入れの際には、電話機コードの点検もしましょう。
- 傷がついていないか
- 爪の部分が折れていないか
など確認し、異常があれば交換しましょう。
このような異常があると、突然通話が切れる等の症状が発生する可能性があります。
電話機コードは、家電量販店等で購入できます。
何を買えば良いかわからない場合は、
- お使いの電話機コードを持参する
- 電話機の型番を控える
等を行い、店員に相談しましょう。
なおオフィスの場合、電話機コードの交換は担当部署に相談してください。
- 新しいコードを支給する
- ご自分で購入して経費精算する
等、しかるべき指示があるはずです。
1-4. 充電池
コードレス電話の子機には充電池が内蔵されていますが、これは消耗品であり、2年程度で交換が必要となります。
2年経ったら機械的に交換する必要はありませんが、充電しても使える時間が短くなった場合は新しい電池に交換しましょう。
購入すべき充電池は、機種によって指定されています。
何を買うべきかわからない場合は電話機の型番を控えて、家電量販店等で相談すると良いでしょう。
オフィスで使用している電話の場合は、担当部署に相談してください。
使用済みの充電池は、家電量販店やスーパー等の店頭に設置されている「小型充電式電池のリサイクルBOX」に入れれば処分完了です。
まとめ
電話機のお手入れは快適に使うだけでなく、正常に使うため、また火災を防止するためにも重要です。
特にACアダプターや電源プラグの差込口のチェックは、火災防止のためにもきちんと行いましょう。
本体や電話機コードのチェックも、定期的に行うと安心・快適に使えます。
電話機の手入れをきちんと行い、長く使うように心掛けましょう。